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  ASCII24 > 製品レビュー > 連載 > 石嶋由美子の音楽下克上 1
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ACIDでプロのスタジオレコーディングはできるの?
 自宅録音でも時間と愛情(?)があれば、充分立派なCDが作れることがわかりました。それでは、なぜお金をかけてプロのレコーディングスタジオで録音する必要があるのでしょうか?
 再びACID Proのシンク機能を活用して、今度はなんと! スタジオにあるPower Mac G3と同期。プロのレコーディングにも挑戦してみましょう。
気になるプロのスタジオレコーディングの流れ

レコーディングの前に、ACIDデータをレコーディング用に準備しましょう。これは大変重要ポイント。これでレコーディングがスムーズに行くかどうかが決まるぞ!

スタジオに行く。
持っていくのはコンピュータとUSBケーブル、MIDIインターフェイスだけ。

MIDIインターフェイスをUSBにつなぐ。
今回使用したMIDIインターフェイスはこちら。

PCからレコーディング機材に音声を出力。
ここでは、PCのノイズはプロのレコーディングではかなり問題になる。エンジニアさんが上手にノイズを目立たなくしてくれることもあるが、できれば前回使用した外付けサウンドボードなどのハイクオリティな音声出力が可能なデバイスを使うといいでしょう。オーディオケーブルの形状は事前にスタジオに問い合わせておき、必要なら持参しよう。

ACID側の設定が済めばこれで準備おしまい。
あとはエンジニアさんががんがんMacを操作して、あれよあれよという間にレコーディングは進んでいきます。

こちら側の役目は、決めてきた順番に、これから録る音の名前を告げて、ACIDのその音のトラックを「SOLO」にしておくこと。
プロ用のスタジオは目もくらむようないい機材を使っているので抜群にいい音に録ってもらえます。これがなんと言っても最大の利点。
注意する点は、スタジオは通常で24チャンネル(トラック)、スペシャルでも48です。ACID以外にも歌や他の楽器を録る予定なら、トラックが足りなくならないように気をつけましょう。といっても慣れないレコーディング。エンジニアさんと残りトラックを相談しながらやるのがいいでしょう。

生楽器や歌を重ねる。
プロ用スタジオがすばらしさを発揮するのは生ものの録り。歌でもコーラスでもゼヒ挑戦してみましょう。プロは上手ですよ。

そしてついにミックスダウン。
あなたはきっとびっくりするでしょう。プロは音作りがむちゃくちゃ上手で、夢のようにすばらしいエフェクタをものすごく持っているから、驚くほど曲が良くなります。だからこそプロなんですねえ〜。
ミックスダウンは最初はお任せしてしまうのも手ですが、ミックスダウン前に全体のイメージを伝えたり、イメージの参考曲を聴いてもらったりするとより理想に近い作品ができあがると思います。
完成したらDATに録音してもらい(この頃になったらデジカメを持参して記念写真を撮るのもグー!)、CDプレス屋さんに持って行きましょう。マスタリングもやってくれるスタジオもあります。
下克上用語集
エンジニアさん
 レコーディングスタジオなどで録音やトラックダウンをしてくれる、たいていが気さくなお兄さん。大きなミキサー卓の真ん中に座っているのですぐわかります。この人の補佐をするのがアシスタントさんで、どちらも楽器メーカーからもらったTシャツやトレーナーを着ていることが多い(爆)。
Mac
 
りんごのマークのにくいヤツ。このスタジオのにくいヤツはPower Mac 9600+G3-400MHz。OSはこの時はMac OS 8.6でした。もう今頃 X になっているのでしょうか?
重要! ACIDデータをレコーディング用に準備
ステレオで録りたい音と、モノラルでOKのものを決める
 レコーディングでは音を録って行く際に、ステレオかモノラルどちらにするか決めなければいけません。その点ACIDの場合、下の画面の例のように、モノラルの音と(上段緑のトラック)ステレオの音(下の黄色いトラック)は一目瞭然なので、そのまま録ればいいような気がしますが、これはちょっと違います。



 例えばWAVEの波形が左右全く同じのギターのカッティング、パーカッション、ブラスの音や効果音など、あとからの処理でいくらでも広げられる音がステレオになってしまっている場合があります。でも、あとからいじれるのなら、これに2トラック使ってしまうのはトラックの無駄遣い。あらかじめSoundForgeなどでモノラルにしておくか、レコーディングの時にエンジニアさんに「モノラルにしたい」と伝えられるように事前にリストアップしておきましょう。

貼られている面積の多いもの順、先に出てくる順に並べ替える
ACIDのデータは個人差があるとも思いますが、こんな感じに雑然と貼り付けてあるのではないでしょうか?
これをレコーディング

録っていく順番に並べ替えておくと作業がスムーズで、録り忘れも防げるでしょう
通常演奏時間が長い順、先に出てくる順に録って行くので、ACID側もこんなふうに
音ネタが貼られている面積の広い順の、音ネタが先に出てくる順に、並べ替えておきましょう。見た目もかなりすっきりします。
あとは上から録っていくだけです。
おしりの「ぷち」を処理しておく
 自分が作った音ネタをヘッドフォンなどでよく聴くと、音ネタの終わる部分に「ぷち」という音が入っていることがあります。これは作り直すか、ボリュームエンベロープで処理をしておく必要があります。

 右はよく聴くとぷちっと音が入っている音ネタを、ボリュームエンベロープで処理した例です。後のほうがきれいなのがわかるでしょうか? 聴き比べてみてください(同じフォルダに展開してね)。

石嶋素材その10
(60k) mcoup010427.lzh
ACIDProの設定
先程の自宅録音と同じ外部のマシンから受信する場合なので

[オプション]-[ユーザー設定]の[同期]のタブを選択。[MIDIタイムコード設定にスレーブ]のドロップダウン リストから 「MIDI デバイス」を選択します。 

同様にフレーム レートはスタジオのマスターになるコンピュータに合わせます。
[適用][OK]を押し、[オプション]で[MIDIタイムコードにスレーブ]をチェックをつければ設定は終了。

ところが石嶋の経験では、ProToolsとの同期が完全ではなかったか? もしくはマシンのスペックのせいか? 時々こちらのマシンからの音が止まってしまい、おかしいと見てみると、よくこの[MIDIタイムコードにスレーブ]をチェックが外れていりことがありました。そんな時はACIDを再起動してチェックしなおしてみてください。これで私の場合はOKでした。
プロユースレコーディングスタジオ機材紹介
あこがれのソフトははこちら
ProTools 5.0.1 Digidesign(Digidesign)

 
世界最強クラスのHDDレコーディングソフト。スタジオで「あ〜ACIDに似ている〜」と言ったら、「ACIDが似てるんです」と怒られてしまいました。そーだったのかあ? 写真はちょっと小さいのですが、ACIDと同じようにトラックに音声データ(AIFF形式のファイル)の波形が並んでいるのがわかりますか? これが録音された音です。
 でもなにやらすんごい機能がたくさん付いているらしく、さすがプロ中のプロソフト。ふんげいお値段だそうです。興味のある方はWebでも覗いてみてくださいねえ〜。
ACIDから出力された音は、ヘッドアンプ「NEVE1272 MODULE」に入力、ここでEQ(これはエンジニアさんが手動で行う)をかけた後、「Presonus ACP88」でコンプをかけ(最大音量から音量バランスをとる)、アナログマルチ「FOSTEX G-16」でリミッタをかけてから(最大音量の制御)、「Digidesign 888-I/O」でデジタル化されてMacのHDDに入ります。って?? 分かります? とにかく音は格段に良くなります。

写真は石嶋の考える「このあたりが高そう」(爆)
ざ・セッティング図
*コンピュータとMIDIインターフェイスをUSBでつなぎ、

*マスター側のMIDI OUTとスレーブ側のMIDI INをMIDIケーブルでつなぎ、

*コンピュータのオーディオ出力をスタジオ側の機材にお渡しします。


*ちなみにスタジオ側のMacも、シリアル接続のMIDIインターフェイスとつながっていて、MIDIインターフェイス同士がMIDIケーブでつながる形になります。このあたりちょっと回りくどい感じがしますね……USB同士でつながっちゃう! なんてことに早くなってほしいです。
石嶋素材その10(400k)
mp3010427.mp3
この時の仮落とし(軽くバランスをとって仮にミックスダウンしたもの)です。まだなにもエフェクタをかけていないのにこのクオリティーはすごい!
この時録った曲はすべてミックスダウンが終わりました 
あとはプレスして発売を待つだけ! お楽しみに〜! 次回はフィナーレ! きゃ〜まだなんにも決めてないよぉ。お便りご相談お待ちしてますこちら〜!




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