ASCII24 PanaSpot

Let'snote R3 【PanaSpot】1kg未満の重さで標準9時間駆動のタフネス仕様な新Let'snote
Let'snote R3
松下電器産業/松下ネットワークマーケティング
20万2440円〜
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2004年6月1日

約2年ぶりの全面モデルチェンジとなったB5サブノート『Let'snote R3』

松下電器産業のノートPC“Let'snote”シリーズは、軽快なフットワークが可能な軽さと、長時間駆動が可能なバッテリーを搭載するタフネスさが特徴で、質実剛健なモバイルユーザーに高い支持を得ているノートPCだ。そのラインナップの中に、『Let'snote R2』の後継モデルとなるB5サイズサブノート『Let'snote R3』が登場した。スペックの値を見ただけでは単なるマイナーチェンジに見えるかもしれないが、初代モデル以来約2年ぶりに本体デザインやバッテリーの設計が変更され、スペック表には現れない部分において大幅なパワーアップが施された意欲的な新モデルとなっている。



松下ならではの徹底したこだわり
標準バッテリーで9時間動作を実現

左が従来モデル、右がR3のバッテリー。容量は1.5倍になり、バッテリー駆動時間は5時間から9時間に延びている

今回のモデルチェンジでもっとも改良が加えられた部分はバッテリーである。前モデルまでのバッテリーは、4セルのリチウムイオンバッテリーを用いていたが、この新モデルでは6セルのリチウムイオンバッテリーとなり、一気に大容量化した。これだけではどれだけ増えたのかいまひとつピンとこないが、7.2Ahという標準バッテリーに記載されている容量数値を見るとその凄さがわかる。通常の4セルバッテリーだと、タフなノートパソコンに装着されているものでもたいがい4.5Ah前後だ。つまり、本機は標準的なモバイルノートの倍近い容量を持つバッテリーを搭載していることになるわけだ。バッテリー駆動時間の公称値も前モデルの5時間から9時間へパワーアップしていることからも、このバッテリーの凄さがわかるだろう。



写真下はシリーズ初代モデル『Let'snote PRO R1』、上はR3。液晶ディスプレーのサイズは変わらないが、幅は今回のモデルのほうが短くなっている
しかし、バッテリーの容量を増やすとバッテリー自体の重さも増えてしまうが、本体重量は約990gと前モデルと変化がない。これは筐体のシェイプアップにより、バッテリーの重量増をカバーしているためだ。軽量化のための変更点は

  1. 底面積を前モデルより4.5%ほど削減
  2. 液晶パネルフレームを薄型化し45gほど軽量化
  3. 筐体キャビネットの肉薄化
  4. ヒートシンク素材変更などによる内部パーツの軽量化

などとなっており、これに伴い本体サイズは幅が11mmほど短く、高さが4.4mmほど増えている。このように、地味ながらも効果的な変更を随所に施すことにより、1kgを切る重さで標準バッテリーのみで9時間駆動という驚異的なモバイル性能を実現しているのだ。





基本スペックもパワーアップ
無線LANは54Mbps対応

CPUは超低電圧版Pentium M-1.1GHzで、前モデルの同-1.0GHzからパワーアップ。メモリーはDDR SDRAMを256MB搭載し、最大容量も512MBから768MBへと変更された(空きメモリースロットは1つ)。“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を採用しているので、無線LANとして『Intel PRO/Wireless 2200BG』を、チップセットにIntel 855GME(ビデオ機能内蔵)をそれぞれ採用する。『Intel PRO/Wireless 2200BG』はIEEE802.11b/g両対応であるため、インフラが整っていればすぐに54Mbpsの高速無線通信が利用可能だ。液晶ディスプレーのサイズは10.4インチ、表示解像度は1024×768ドットと、このあたりは従来モデルと変化はない。HDDは40GBで、このうち3GBはリカバリーのための領域として確保されている。

無線LAN以外の通信機能としては、10/100BASE-TX対応のEthernet、V.90対応の56kモデムを装備。インターフェースは、USB2.0×2、PCカードスロット(TypeII×1)、SDメモリーカードスロット、外部ディスプレー出力端子(ミニD-Sub15ピン)を備える。いずれもB5サブノートとして満足できるレベルの十分なスペックだ。なお、CPUの放熱や本体内の給排気のためのファンを一切持たない“ファンレス仕様”のため、高負荷駆動時のファン駆動音に悩まされる心配はないのも嬉しいところだ。

本体左側面。各カードスロットを除くほとんどのポートはこちらに集中。USBが手前側なのがやや惜しいところか
右側面。PCカードスロットとSDカードスロット(PCカードスロットの真下)がある。本体手前側のスペースには無線LANのアンテナが内蔵されている

本体全体のデザイン変更に伴って、大幅に見た目が変わったキーボード。本体幅は短くなったものの、キーピッチは17mmと変化なし
本体のデザイン変更に合わせて、キーボードもパールホワイトの落ちついたカラーリングへと変更された。小型なボディながら、筐体両脇を極限まで薄くすることで17mmのキーピッチを確保し、キーストロークも2mmと余裕があるためタイピングは快適だ。クリック感もしっかりとした硬めのものに仕上がっている。

すっかりおなじみとなった円形トラックパッド“ホイールパッド”も健在で、これまで同様にパッドの縁をなぞることでスクロールを行う機能が搭載されている。ノートパソコンにマウスを接続している、という人も少なくないと思うが、本機ではUSBポートが両方とも本体左側面の手前側、パームレストの脇に取り付けられているため、右利きの人の場合、キーボードの右側にマウスを置くには、ケーブルをぐるっと一回りさせなければならず、さらに、キーボードに手を置いたときにUSBポートにささっているものがちょっと邪魔に感じるかもしれない。ギリギリまで切り詰めたレイアウトだけに、ここ以外にUSBポートのスペースはなかったと想像できるが、やや惜しいところではある。



ウェブ直販モデルはお得な要素がいっぱい!

オンラインショッピングサイト“パナセンス”のパソコン専門ページ“マイレッツ倶楽部”で販売される『Let'snote R3』には、店頭販売モデルにはない“直販専用仕様”のモデルが用意されるほか、パーツの交換や増設などのができるカスタマイズオーダーが可能となっている。ウェブ直販専用オリジナルモデルは、基本スペックはそのままに、HDDを60GBへグレードアップしたもの。バッテリー駆動時間は約9時間から約8.5時間に若干ダウンするが、パーティションを切ってのバックアップやデータ管理、サウンドや画像データを大量保存などの面で有利になる。R3をメインマシンとして利用予定のユーザーには見逃せないモデルとなるだろう。

オーダー時にカスタマイズできる要素は、

  • カラー天板(ASCII24とパナセンスのコラボカラー“ギャラクシーブラック”ほか計3色、各5250円)
  • キートップの文字プリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”(3150円)
  • メモリー増設(256MB増設1万7850円、512MB増設は3万7800円)
  • 底面ネームプレート(無償)
  • 3年間保証(無償)

の5項目となっている。なかでもローマ字すっきりキーボードは、他のノートPCではなかなか見られないサービスだ。その名のとおり見た目もかなりすっきりとしておりキーボードの白さが際だつようになっている。日本語入力はローマ字のみでかな表示は必要ない人にはおすすめのカスタマイズである。このほかにも、Microsoft Office Personal/Standard/Professional Edition 2003のプリインストールサービスがある(ただしHDD40GBモデルでは選択できない)。

恒例となったウェブ専用モデル“限定”のカラー天板。今回もASCII24&パナセンスのコラボカラー“ギャラクシーブラック”が用意されている
今シーズンより登場した新オプション“ローマ字すっきりキーボード”。レイアウトは日本語キーボードだが、文字キーのキートップからひらがなのプリントがなくなっているのが特徴。普通のキーボードよりもカッコイイかも!?

標準装備でオフィスタイムをほぼ網羅できるバッテリー駆動が可能なタフネスさは目を見張るものがある。さらにオプションで標準バッテリーパック(2万6250円)があるため、バッテリー2本持ち体制にすれば出張や長時間の外回りでもバッテリー切れの心配は皆無となるだろう。もちろん本体サイズ、重量、スペックともにモバイルノートとしては最上クラスであるため、“快適にWindowsを使えるノートをどこにでも持って行って使う”ことが目的ならば、本機が最良の選択肢となるのは間違いないと言ってしまっていいだろう。モバイルサブノート派にはぜひともオススメしたい1台だ。



Let'snote R2の基本スペック
CPU 超低電圧版Pentium M-1.1GHz
メモリー 256MB(最大768MB)
チップセット Intel 855GME
液晶 10.4インチTFT、1024×768ドット
グラフィックスチップ チップセット内蔵(ビデオメモリー最大64MB、メインメモリーと共用)
HDD 40GB/60GB
通信機能 無線LAN(IEEE 802.11b/g)、有線LAN(10/100BASE-TX)、56kbpsモデム(V.90対応)
インターフェース PCカードスロット(TypeII×1)、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×2、外部ディスプレー出力(アナログRGBミニDsub-15ピン×1)、マイク入力×1、オーディオ出力×1
サイズ 幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)
重量 約990g
バッテリー駆動時間 HDD 40GBモデル:約9時間(JEITA測定法1.0)
HDD 60GBモデル:約8.5時間(JEITA測定法1.0)
OS Windows XP Professional SP1a
オフィスアプリ Microsoft Office Personal Edition 2003(HDD 60GBのみオプションで追加可能)


(宇野貴教)




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