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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
HDD/DVDレコーダ


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VARDIA RD-A1 世界初! 地デジのハイビジョン番組をそのままの品質でHD DVDに記録できる
VARDIA RD-A1
東芝
オープンプライス
http://www.toshiba.co.jp/

Printable Version 2006年7月25日

HD DVD-Rへの記録に対応するドライブを世界初で搭載

東芝「RD-A1」
写真1 東芝のHDD&DVDレコーダー“VARDIA”シリーズのフラッグシップモデル「RD-A1」。

 地デジの受信可能エリアが今年の年末までに全国の主要都市へと拡大予定であることから、このところ特に地デジ対応の大画面TVやHDD&DVDレコーダー(デジタルビデオレコーダー)が注目を集めている。このうちTVについては、HDMI端子の標準搭載など将来性を考慮した製品の増加や、実売価格の下落などから、既存のアナログ放送のみ対応のTVから買い替えを検討している人には大変うれしい状況となっている。

 ところが、デジタルビデオレコーダーには大きな課題が存在するため、地デジ時代に長く使える製品を選ぶのが難しい状況にある。例えば、地デジのHDコンテンツを映像品質の劣化なしに録画したい場合、ほとんどのデジタルビデオレコーダーでは記録先にHDDを指定する必要がある。というのもDVDメディアに対する記録(ムーブ)では映像・音声の再圧縮(トランスコード)が必要で、映像品質がHD(いわゆるハイビジョン画質)からSD(通常画質)に落ちてしまうからだ。「録画した番組は、一度見たら消す」とか、「保存する際の映像品質にこだわらない」という人であればそれも悪くないが、「録画した番組を“永久保存版”として手元に残しておきたい」という人は、それじゃあどうにも困ってしまう。

RD-A1の前面
写真2 リモコンから“トレイオープン”のボタンを押すと、電動式のフロントパネルが下にスライドしてHD DVDドライブのトレイが姿を見せる。HD DVDドライブのトレイはHD DVD-Rメディアのほか、カートリッジタイプのDVD-RAMを含む、各種DVDメディアがセットできる。なお、RD-A1で前面のUSB端子やAV入力端子を使用したい場合にも、ご覧のとおりフロントパネルをスライド(オープン)させる必要がある。

 そこで期待されているのが、HDコンテンツを映像品質の劣化なく書き出せる新世代の大容量光ディスク(いわゆる次世代DVD)である“Blu-ray Disc”“HD DVD”を採用したデジタルビデオレコーダーだ。Blu-ray Discドライブ搭載製品については2003年に最初のレコーダーが市場へ投入されているが、高嶺の花であること、将来にわたって使い続けられるか不安が払拭できないこと、などから未だ普及には至っていない。また競争原理による価格低下のメリットを期待する声からも、対抗するHD DVD陣営の新製品が待たれていたのだが、遂に今月27日に東芝から記録対応HD DVDドライブを搭載するデジタルビデオレコーダー「VARDIA(バルディア)(※1) RD-A1」が発売される。

※ VARDIA 東芝は2006年5月に、HDD&DVDレコーダー“RDシリーズ”のブランド名を“VARDIA”に統一している(関連記事)。

 RD-A1はHDD 1TBと記録対応HD DVDドライブを搭載するハイブリッドタイプのビデオレコーダーで、VARDIAシリーズのフラッグシップモデル。地デジやBSデジタルのHDコンテンツをHD DVD-Rメディアにそのままの品質で直接記録できるほか、すでに市販されているHD DVDのHDビデオコンテンツの再生にも対応するHD DVDプレーヤー機能を持つ。

前面下部のB-CASカードスロット
写真3 B-CASカードを差し込むスロットは本体の前面下部に設置されている。カードの抜き差しを行ないやすく、IDの確認なども即座に行なえる。

 今回はRD-A1最大のポイントである、HD DVD-Rメディアを利用したTV番組の録画・再生機能を中心にお伝えしよう。

RDシリーズのフラッグシップに相応しい充実したスペック

 まずは外観と基本的なスペックを確認しよう。RD-A1のボディーは高級AV機器らしくシルバーを基調とした重厚なデザインで、そのサイズは457(W)×408(D)×159(H)mm/15.2kgと、薄型小型化が進む最近のビデオレコーダーと比べて非常に大きく重い。感覚的には、一般的なデジタルビデオレコーダーを2台重ねた大きさに相当する。重量もかなりのもので、AVラックなどに設置する際に独りで持ち上げるのはやや厳しい感もある。ボディー表面の仕上げは光沢処理で、HD DVDドライブは電動式のフロントパネルによって通常は隠された状態になっているなど、随所に高級感を漂わせる演出がなされている。

RD-A1の付属リモコン
写真4 RD-A1の付属リモコン。“番組ナビ”や“見るナビ”、“編集ナビ”といった各種機能はこのリモコンからボタンひとつで呼び出して、簡単な手続きで操作できるようになっている。

 スペックは、TVチューナーが地デジ・BSデジタル・CSデジタル対応の“デジタルTVチューナー”が1基、地上アナログ放送対応のTVチューナーが1基というダブルチューナー構成。録画方式はデジタル放送をそのまま録画する“TS”モード、デジタル放送あるいはアナログ放送を本体内部に搭載するMPEG-2エンコーダで(再)圧縮して録画する“VR”モードの2つが選択可能。東芝が“W録”と呼称する2番組の同時録画機能はRD-A1にも搭載されているが、本機で同時に録画できるのはデジタル放送(TSモード)1番組とアナログ放送(VRモード)1番組の組み合わせに限られ、地デジの2番組、あるいはアナログ放送を2番組といった組み合わせでの同時録画には対応しない。

 録画用のHDDは容量1TBで、平均ビットレートが17Mbps前後の一般的な地デジ(ハイビジョン)番組を録画する場合、HDDに約130時間分の映像を記録できる。もう一方の記録メディアである光ディスクドライブにはHD DVDドライブを搭載。このHD DVDドライブはライトワンスメディア“HD DVD-R”の記録・再生、およびHD DVD-ROMの再生に対応するドライブで、DVD-RAMなど従来からあるDVDメディアも記録・再生をサポートしている(下表参照)。なお、今後登場するであろう書き換え可能なメディア“HD DVD-RW”に関してはRD-A1ではサポートされていないので、その点はくれぐれも注意しておきたい。



表1 RD-A1で録画に用いることができる記録メディア(HDDを除く)

  • HD DVD-R(1層・2層)
  • DVD-RAM(カートリッジ対応)
  • DVD-RW
  • DVD-R(1層・2層)

HD DVD-Rの容量は1層タイプが15GB、2層タイプでは30GBで、ビットレート約17Mbpsの映像をTSモードで録画するケースでは1層で約1時間55分、2層では3時間50分ほど記録できることになる。映像の入出力端子はアナログが入出力ともに3系統で、うち入力1系統はD1端子を、出力1系統にはD4端子を搭載する。デジタルの入出力は、HDMI出力×1とi.LINK(IEEE1394)×2という構成だ。


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