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■製品レビュー
(パーツ)
サウンドカード


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GameTheater XP 多彩な入出力を持つサウンドシステム
GameTheater XP
Hercules/ギルモ
オープンプライス
03-5823-2051
http://jp.hercules.com/


Printable Version 2001年2月15日

DVD-Videoやメモリオーディオプレーヤ、MDといったデジタルオーディオ製品が増えるに従って、PCのサウンドカードは単純なサウンド再生から、デジタル音声の入出力やDVDのドルビーデジタルマルチチャンネル出力など、多彩な能力を求められるようになっている。ギルモから発売された「GameTheater XP」(以下GT XP)は、そうしたニーズに応えて豊富な入出力端子群を備えるサウンドシステムだ。

豊富な端子の外付けユニット
サウンド入出力はこれ1台で万全

GameTheater XPのカード部
コネクタが少ないせいもあってサウンドカードはシンプルな印象。ブラケットにはユニットと接続する専用コネクタと、ビデオキャプチャカードなどの音声を入力するためのライン入力端子×1が用意されている。

 パッケージには、PCIサウンドカードと外付けのインターフェイスユニットが同梱されており、両者はカードのブラケットとユニットの背面を付属の専用ケーブルで接続する。このケーブルのPC側にはUSB端子(Aコネクタ)が分岐していて、PC本体のUSBホストに挿すことで外付けユニットが4ポートのUSBハブとしても機能するようになる。
 カード上には、Cirrus Logic のサウンドチップ「CS4630」を搭載し、DirectSound、DirectSound 3D、A3D 1.0、EAX 2.0など主なゲームサウンド向けAPIをもれなくサポートする。Wavetableの同時発音数はハードウェアで64音。さらに、付属のヤマハのソフトウェアシンセサイザ「S-YXG50」をインストールすれば、ソフトウェアで128音の発音が可能になる。



GameTheater XPのユニット部
ユニット前面には、ボリューム付きのヘッドフォン出力とマイク入力(ともに標準プラグ)、アナログステレオ出力(RCA)、USB×2、ゲームポートが並ぶ。背面には、アナログの6ch出力(RCA)と4ch出力(3.5mmミニプラグ)、USB×2、PCとの専用接続コネクタ、デジタル入力(光/同軸)、デジタル出力(光/同軸)、MIDI入出力×各1がびっしり配置されている。

 一方の外付けユニットは、215(W)×155(D)×47(H)mm(編集部実測値)というサイズのMIDI音源風のボックスで、前面と背面にぎっしりと端子が並んでいる。その内訳は写真のキャプションを参照してもらうとして、こういったインターフェイスユニットといえば、クリエイティブメディアの「Live! DriveII」や「Live! Drive IR」が思い浮かぶ。しかし、GT XPのユニットはUSBハブを兼ねていることと、6系統(5.1ch)のアナログ出力端子を標準装備しているのが大きな違いだ。

 バンドルしているCyberLinkのDVD再生ソフト「PowerDVD Pro-6」は4/6ch出力と“ドルビーヘッドフォン”に対応したバージョンで、ドルビーデジタル音声をソフト上でデコードし、前述の5.1chアナログ端子から出力できる。アンプを内蔵したメインスピーカ5本とサブウーファがあれば、すぐにでもDVDをマルチチャンネルで楽しめるわけだ。もちろん、ドルビーデジタルとdts音声は、ユニット背面の端子からデジタル出力することも可能だ。
 デジタル端子は、入出力ともに光と同軸1系統ずつの計4系統で、デジタル入力の対応サンプリングレートは32/44.1/48kHz、出力は内蔵のコンバータにより48kHzに固定されている。
 パッケージには、この豊富な出力を制御するユーティリティと、MP3ソフト「MUSIC MATCH5.1 JUKEBOX」、オーディオシーケンサ「ACID XPress」、および「DAIKATANA」「QUAKE III/Nvidia Demo」といった3Dゲームのプレイアブルデモなどのソフトがバンドルされている。



ユーティリティソフト
タスクトレイに常駐するユーティリティでは、スピーカ出力のチャンネル設定を変更できるほか、各入出力のレベルを一括して調節する機能も持っている。

 発売元のギルモに聞いたところ、秋葉原などのショップの店頭に1月から並んでいる並行輸入版(ドライバはVer 1.00)では、組み合わせるPC環境によって一部の機能に不具合が出る場合があるとのことだが、正規輸入版ではそれらに対応した新しいドライバを添付するそうだ。
 価格はオープンプライスで、予想実売価格は2万2800円前後。写真を見てわかるように、専用接続ケーブルが非常に太い(約18mm:実測)ため外付けユニットの取り回しに苦労するが、各種インターフェイスをPCの背面にいちいち頭を突っ込まずとも手元で扱えるようになると、接続性や操作性は格段に高くなる。せっかくのデジタルオーディオ機材を持て余している人にお勧めしたい。


(松本)



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