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■製品レビュー
(パーツ)
サウンドカード


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Sound Blaster Audigy2 ZS Platinum Pro 7.1chすべてでSN比108dBを誇る高品位サウンドカード
Sound Blaster Audigy2 ZS Platinum Pro
クリエイティブメディア
3万4800円
03-3256-5577
http://japan.creative.com/


Printable Version 月刊アスキー月刊アスキー 2003年10月号
2003年12月4日


音質を追求した
AVアンプ級サウンドカード

Sound Blaster Audigy2 ZS
写真1 外付けのブレイクアウトボックスが付属する最上位モデル「Sound Blaster Audigy2 ZS Platinum Pro」。

 ISAバス時代からサウンドカード市場を牽引し続けるクリエイティブメディアから、ハイエンドサウンドカード「Sound Blaster Audigy」シリーズの第3世代「Sound Blaster Audigy2 ZS」が発売された。

 今回も3パッケージが用意され、Audigy2 ZSカードに光デジタル入出力ブラケットが付属する「Digital Audio」(1万8800円)、5インチベイ用のフロントアクセスユニットが付属する「Platinum」(2万7800円)、外付けのブレイクアウトボックスが付属する「Platinum Pro」(3万4800円)をそろえる。また、Audigy2 ZSとのマッチングを意識した7.1chスピーカ「Creative Inspire T7700」(オープンプライス/実売1万8000円前後)もリリースされている。

カード
ブラケット部
写真2、3 外付けブレイクアウトボックスが付属するPlatinum Proだけはカードのインターフェイスが異なり、ブラケットには3系統のライン出力(7.1ch)と外付けボックスとの接続用端子×2のみが並んでいる。
Sound Blaster Audigy2
24bit/192kHz出力を実現したハイエンドサウンドカード クリエイティブメディア「Sound Blaster Audigy2」レビュー。写真をクリックすると当該記事に移動します。

 Audigy2 ZSという名前だけを聞くと、前モデルAudigy2のマイナーバージョンアップのように思えるが、実際には基板レベルから再設計された“Audigy3”とも呼ぶべき仕上がりだ。Audigy2でフロント/リア106dB、センター/リアセンター/サブウーファ90dBとなっていたSN比は全チャンネルで108dBに引き上げられ、さらに低ノイズへと進化した。試しに手元にある「Sound Blaster Live! Value」(1998年発売)と聞き比べてみたが、音楽CD、MP3、ゲームなど何を再生しても、もはや別次元の音質だ。ざらついたノイズ感がないのはもちろん、高域の伸びから低域の張りにまで繊細さを感じられる。



ブレイクアウトボックスの前面
ブレイクアウトボックスの背面
写真4、5 ブレイクアウトボックス。端子類はすべて金メッキが施されている。カード本体と接続するケーブルが太いので取り回しがやっかいだが、ボックス側にもDACが内蔵されているので音質的に有利な構成だ。

 アナログ出力はAudigy2の6.1chから1ch増えて7.1chとなり、AVアンプ並みのマルチスピーカ環境が構築できるようになった。6.1chは5.1chにリアセンターを加えた形になるが、7.1chはそのリアセンターがステレオ化したと思えばいい。ドルビーデジタルEXやdts-ESディスクリート6.1、dts-ESマトリックス6.1などのサラウンドフォーマットのデコードも可能なので、ホームシアターPCのサウンドデバイスとしても最適だ。ルーカスフィルムの「THX Multimedia」認定を受けていることからも、クリエイティブメディアがHTPCユースを強く意識していることが分かる。

 ステレオで24bit/192kHz、7.1chでは24bit/96kHzを出力するDACによってDVD-Audioの再生をサポートしたり、音楽制作に欠かせないASIO 2.0に対応したドライバによって遅延のない録音再生が行えるのは従来どおり。ゲームユースでも、発音環境をシミュレートする3DサウンドAPI「EAX」が「EAX 4.0 ADVANCED HD」へと進化し、より複雑な音場を作り出せる。

7.1chスピーカセット
写真6 フロントおよびセンターに2ウェイ(ツイータ+ウーファ)スピーカを採用した7.1chスピーカセット。やや大きめのワイヤードリモコンには、ヘッドフォン出力とアナログ入力端子のほか、同社のMP3プレーヤ「NOMAD MuVo NX」を直結して再生できるUSBポート「M-PORT」が装備されている。

 こうしたスペックを真に生かすには、マルチチャンネルスピーカとの組み合わせは必須条件だ。必ずしも純正のInspire T7700でなくても構わないが、5.1chや6.1chではなく、できれば7.1chスピーカが望ましい。


 5.1chのサウンド機能がマザーボードに標準採用されている現在、Audigy2 ZSの1万8800円〜3万4800円という価格設定は非常に高く感じられる。実際、同じ金額を出せばマザーボードが1枚買えてしまう。しかし、マルチチャンネル環境ですべてのチャンネルに高音質を要求するDVD-Audio再生やホームシアター環境では、Audigy2 ZSのようなサウンドカードは待望の1枚のはずだ。どこまでも音にこだわるユーザーにこそ使ってほしい。

Sound Blaster Audigy2 ZS Platinum Proの主なスペック
製品名 Sound Blaster Audigy2 ZS Platinum Pro
最大サンプリング周波数:アナログ出力 24bit/192kHz(2ch)
24bit/96kHz(7.1ch)
アナログ入力 24bit/96kHz(6ch)
デジタル出力 24bit/96kHz
デジタル入力 24bit/96kHz
インターフェイス:カード ライン出力×3、AD-LINK×2、AUX入力、CD S/PDIF入力、ゲームポートヘッダ
ボックス ヘッドフォン出力、光デジタル入出力、同軸デジタル入出力、デジタルDIN出力、ライン入力/マイク入力、ライン入力×2、MIDI入出力、IEEE1394
ドライバ WDM、DirectSound、MME、ASIO 2.0

(松本 俊哉)



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