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■製品レビュー
(周辺機器)
モニタ


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IDT-LF2 PCとLANで接続するワイヤレスインターネットテレビ
IDT-LF2
ソニー
オープンプライス(1月25日発売)
0570-00-3311/03-5448-3311
http://www.sony.co.jp/sd/airboard/


Printable Version 2001年12月28日

パーソナルITテレビ「エアボード」は、TVチューナを内蔵する「ベースステーション」で圧縮した動画を、バッテリ駆動のモニタに無線で転送して表示するワイヤレステレビだ。今回登場した「IDT-LF2」は、無線LANアクセスポイント機能を新たに搭載するなど、ITテレビとしての性格をより強めたモデルだ。

無線ネットワーク機能を強化し、
プリンタも接続可能に

モニタの右側面にはメモリースティックスロットを、左側面にはバックライトの輝度調節ダイヤル、ヘッドフォン、USB、キーボード用のPS/2、電源の各端子を装備する。USB端子は将来の拡張用。
 IDT-LF2は、ベースステーションで受信したTV番組や外部入力端子からの映像をMPEG2動画にエンコードし、IEEE802.11bに準拠した無線LANを利用してモニタに転送するワイヤレステレビだ。タッチパネル液晶を備えたモニタ部はバッテリで駆動できるため、無線LANの利用可能な範囲であれば設置場所を選ばず移動しながらのTV視聴も行える。またIDT-LF2はソフトウェアリモコン機能を持っており、ベースステーションに接続した付属のAVマウス(赤外線リモコンの発光部)によって、ほかのビデオデッキやDVDプレーヤなどをモニタ部から遠隔操作することができる。この機能を利用すればTV番組だけでなく、外部入力端子に接続したビデオデッキやDVDプレーヤの映像を離れた場所で楽しむことも可能だ。

モニタの背面にはスタンドを装備し、引き起こせば単体で自立でき、好きな場所に設置してテレビやインターネットアクセスを楽しむことができる。上部には持ち運ぶときに手をかけられるように取っ手も備える。
 無線LANの到達範囲はカタログでは約30mとなっているが、実際に編集部で試したところベースステーションとモニタ部が30mも離れると頻繁に電波の到達圏外となって静止した画面が表示されたままになり、安定して試聴可能なのは20m程度だった。MPEG2のビットレートは最大6Mbpsの可変ビットレートを採用しているが、電波状態が最も良好と思われるベースステーションにモニタを設置した場合でも映像によってはブロックノイズが現れることもあった。テレビとしての機能は前モデル「IDT-LF1」から変更ないが、液晶サイズが10.4インチから12.1インチに拡大されているため(表示解像度は800×600ドットのまま)表示自体は見やすくなっている。ただし、画質については前モデルをそのまま継承しており、最新の液晶テレビと比べて若干ざらついた印象が強いのが残念だ。

 ITテレビを標榜するエアボードは、単にテレビを見るだけでなくWebブラウズやメールの送受信なども行えるマルチメディア端末であり、今回のバージョンアップでもそれらの機能の充実がメインとなっている。

ベースステーションの背面には、モデム、Ethernet、AVマウス×2、ビデオ入力1(S-Video、コンポジット映像、ステレオ音声)、ビデオ入力2(コンポジット映像、ステレオ音声)、ビデオ出力(コンポジット映像、ステレオ音声)、プリンタ接続用USB、電源、アンテナの各端子を装備する。
 初代エアボードはインターネットへの接続にアナログ公衆回線を利用し、内蔵する56kbpsモデムでダイヤルアップを行っていた。その後、モデムポートの代わりに10BASE-TのEthernetポートを搭載する“ブロードバンド対応”モデルが受注生産で発売されたが、新しいIDT-LF2はこれら2種類のポートを標準装備することでモデムでのダイヤルアップとCATVやADSL(PPPoEにも対応)を利用したインターネットアクセスにも対応し、より幅広いユーザー環境をサポートしている。

 そのほか、今回のバージョンアップでは無線LANのアクセスポイント機能を搭載した点にも注目したい。エアボードは元々ベースステーションとモニタを接続するために無線LAN機能を利用しているが、従来はベースステーションとモニタを1対1でしかワイヤレス接続できなかった。IDT-LF2ではベースステーションを無線LANのアクセスポイントとしても利用できるようになり、モニタのほかに最大15台のPCを同時に接続することができ、簡単にワイヤレスLANを構築することが可能になった。またモニタ部と同様に無線LAN上のPCからベースステーションを経由してインターネットへのアクセスも行える。さらにベースステーションにはプリンタを接続するためのUSBポートが追加され、モニタ上部の印刷ボタンを押して表示しているTV画面を印刷したり、モニタ部のスロットに挿入したメモリースティックに保存されている画像をアルバム機能から印刷できるほか、無線LAN上のPCからもベースステーションに接続したプリンタを利用することが可能だ。2001年12月の時点でベースステーションに直接接続できるプリンタは、ソニー「MPR-501」、エプソン「PM-730C」「PM-830C」「PM-890C」、キヤノン「BJ S300」「BJ S500」「PIXUS BJ S700」、日本ヒューレット・パッカード「deskjet 845c」「deskjet 990cxi」「deskjet 948c」などに限られるが、今後対応ドライバをWebページなどで配布し、エアボードにダウンロードすることで対応機種を増やしていく予定ということだ。


モニタ上部には音量調節、消音、印刷、ダイヤルアップ回線の切断、電源の各ボタンを備えるほか、中央にはタッチパネルを操作するためのペンを収納(マグネットで固定)する場所も設けられている。

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