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【2006最新プリンター連続レビュー:エプソン編】さらに機能を高めた強力ダイレクトプリンター
Colorio PM-D870
セイコーエプソン/エプソン販売
オープンプライス(実売価格:2万円台前半)
http://www.epson.jp/
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2006年11月20日
セイコーエプソン/エプソン販売の“Colorio”(カラリオ)「PM-D870」は、液晶ディスプレーを装備してデジタルカメラ画像などをパソコンなしで印刷できるダイレクトプリンターだ。同社の従来機「PM-D800」の後継上位モデルにあたる製品で、画質などをさらに向上させている。
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セイコーエプソン/エプソン販売の2006年冬モデルでは唯一のダイレクトプリンター“Colorio”「PM-D870」。 |
小ドロップ化&Advanced-MSDT、画像処理プロセッサー
によって画質を向上
印刷解像度は最高5760×1440dpi、6色インク/ヘッド別体型の染料系インクを採用する点はD800と同様だが、PM-D800では最小インク滴3plだったのに対し、PM-D870では最小1.5plに小ドロップ化した。さらに同社の今期モデルに共通する特徴である、5種類のインク滴サイズを打ち分ける“Advanced-MSDT(Multi Size Dot Technology)”によって粒状感を減少、新開発の画像処理プロセッサー“REALOID”(リアロイド)による印刷の高速化などが図られた。
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最下段は閉じたときの前面パネル、その上が排紙トレイ。左のレバーでDVD-R/CD-R印刷用ガイドがせり出すようになっている。液晶下にあるメモリーカードスロットにもダストカバーが用意されている。 |
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右下にあるくぼみに電源コードが横向きに装着される。左上にあるUSBコネクターも端子自体が奥まったところにあるため、背面に端子類が出っ張らないようになっている。 |
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D800など従来の同社Colorioシリーズは、パソコンからの印刷では最高解像度(5760×1440ドット)で印刷できるが、メモリーカードからのダイレクトプリントでは最高でも2880×720dpiになるという制限があった。今期のモデルからは、プリンター搭載の画像処理プロセッサの処理能力の向上により、メモリーカードからの直接印刷でもプリンターの最高画質で出力できるようになった。
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背面給紙ガイドと排紙トレイを展開したところ。給紙ガイドを展開しても後部にはあまり飛び出さず、壁などにぴったりと置けるようになっている。 |
本体後部からの給紙、前面への排紙というオーソドックスなスタイルは従来機と同様で、液晶ディスプレーを中心に左右に分かれた操作部もここ最近の“Colorio”シリーズに共通する。液晶パネルは従来の2.4インチから3.5インチへ大型化したほか、本体デザインも変更されている。PM-D800などの昨年モデルが高さを抑えるような傾向だったのに対し、PM-D870では高さが増したものの、全体的にはコンパクトに見えるデザインとなった。具体的には、PM-D800で本体前面の右側にあったメモリーカードスロットが液晶パネルの下に移動するなどして、横幅は30mm短くなっている。
その分、高さは6mm、奥行きは43mmほど大きくなり、体積/フットプリント的には別に小さくなっているわけではないのだが、複合機のようなこんもりとした外観になって、見た目の印象としてはややコンパクトになり、デスクサイドなどへの収まりもよくなった。
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同社の複合機とデザインを共通化している操作パネルとメニュー構造。複合機と違ってダイレクトプリントのみなので、左側のモードメニューはデジタルカメラ画像のプリント(上)とさまざまな印刷(ファンプリント:下)。 |
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インクシステムは従来と同様で、全色別体型6色のインクカートリッジをヘッド部に装着する。 |
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液晶ディスプレーに表示されるメニューシステムは複合機と同様で、大きなアイコンと文字表示によって作業の流れは分かりやすい。
お買い得度は単機能プリンターより高い
印刷速度はモノクロテキスト10ページで2分49秒(標準)/41秒(最高速)。同社の“速いモード”ではかなり印刷が薄くなるため、提出文書などには向いていないこともあって、やや遅いという印象は否めない。とはいえ、L判ふちなし最高画質で約1分50秒と、従来機に比べればそれほど待たされる感はない。画質に関しては、6色以上のインクを採用する機種を除けば同社ハイエンド機と同クラスのプリントエンジンを採用するだけあって、非常に良好だ。肉眼での粒状感はもちろん、ルーペで拡大して見てもほとんどざらつきは感じられない。
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印刷サンプル 左がパソコンから印刷したもの(印刷時間:1分48秒)、右がメモリーカードからの印刷(1分52秒)。画質的には差異はないようだ。どちらも自動画質補正オートフォトファイン! EXをかけている。拡大画像は600dpiでスキャンした等倍画像。 |
複合機全盛のインクジェット市場とはいえ、スキャナーを別に保有している場合や、かさばる複合機を置きたくないなど、非複合機の需要はまだまだある。ダイレクトプリンターはパソコンでほかに重い作業(ビデオ編集やDVD書き込み、オンラインゲームなど)を行なっているときでもデジタルカメラ画像の印刷が手軽にでき、印刷時以外でも普段からメモリーカードリーダーとして活用できる。同社最高クラスの画質を持ちつつも同クラスの単機能プリンタ「PM-G850」と比べて、実売価格的には5000円程度しか負担にならないことを考えればかなりのお買い得なモデルといえる。印刷速度面では他社製品には及ばない場合もあるが、画質を最優先として考えるならばコストパフォーマンスは非常に高い製品と言えるだろう。
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印刷に用いたデジタルカメラデータ。元画像は2304×3072ドットで、640×480ドットにリサイズおよびトリミングしている。 |
| “Colorio”PM-D870の主なスペック |
| 製品名 |
PM-D870 |
| 印刷解像度 |
最高5760×1440dpi |
| 印刷速度 |
89秒(A4カラー、光沢写真用紙) |
| 使用インク |
C/M/Y/Bk/ライトシアン/ライトマゼンタ(染料):各90ノズル |
| 用紙サイズ |
A6〜A4、名刺、カード、L判/2L判、KG、ハイビジョン、六切 |
| 給紙容量 |
リアトレイ:最大120枚(A4)もしくは最大50枚(ハガキ) |
| 液晶ディスプレー |
3.5インチTFT液晶パネル |
| インターフェース |
USB 2.0、IrDA、IEEE802.11b/g(オプション)、10/100BASE-TX(オプション)、Bluetooth(オプション) |
| 本体サイズ |
453(W)×343(D)×194(H)mm |
| 重さ |
約6.6kg |
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(行正 和義)
2006-11-08
年賀状の季節に合わせて、今年も新型プリンター/複合機が各社から登場した。各社とも高画質化の進化はほぼ果たし尽した様子で、印刷やコピー、スキャンの使い勝手の向上、利便性の追求を図ったモデルが目立つ。ここでは、そんな新製品をピックアップした詳細レビューをまとめてお送りする。
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