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■製品レビュー
(周辺機器)
スピーカ/USBオーディオ


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DAS-500 本格派のPC用2chオーディオ再生システム
DAS-500
オンキヨー
3万1000円
0570-01-8111
http://www.wavio.net/


Printable Version アスキー PC Explorerアスキー PC Explorer 2002年7月号
2002年6月26日


PC向けオーディオ製品ブランド「WAVIO」シリーズを擁するオンキヨーから登場した「DAS-500」は、PCにUSBで接続するオーディオアンプ「MA-500U」と、2chスピーカ「MS-500」がセットになったAVシステムだ。

ノイズ低減機能と豊富な入力端子

 音源ユニットの「MA-500U」は、15W×2chのアンプを内蔵するUSBオーディオデバイスだ。設置方式は縦置きだが重量が3.3kgもあるため、各ボタンを操作するときに本体がぐらついてボタンが押しにくくなることはない。また、リモコンも付属するので操作は快適である。

アンプ前面
写真1 選択中の入力ソースはLEDで表示され、デジタルのみソースの入力信号がない場合に点滅して知らせてくれる。下部にはライン入力、デジタル入力、ヘッドフォン出力端子を備える。
アンプ背面
写真2 背面には各種入力端子がズラリと並ぶ。デジタル入出力はオプティカル(光)のみで、コアキシャル(同軸)は装備していない。

 インターフェイスは、USB接続端子に加えて、アナログ入力2系統(RCA、ミニジャック)、光角型デジタル入力3系統、そしてアナログ出力(RCA)、光角型デジタル出力、ヘッドフォン出力、サブウーファ出力を各1系統ずつ装備する。このうちアナログ入力1系統(ミニジャック)と光角型デジタル入力1端子はフロントパネルに用意されており、ポータブルMDやMP3プレーヤなどとの連携に重宝する。また、頻繁に抜き差しすることになるフロントパネルの光角型デジタル入力端子のカバーは、キャップではなくシャッター方式で、ユーザーが使いやすいよう配慮されている(写真1、2)。
 各入力ソースは切り替えて再生する。ミキサーを内蔵していないため、複数の入力を合成して再生/出力することはできない。入力切り替えはフロントパネルの順/逆送りボタンで行えるので、豊富な入力ソースを素早く切り替えられる。ただし、アナログ/デジタルともに各入力ソースをUSB経由でPCに録音することは不可能で、MA-500Uから外部への出力も、USB経由の音楽データやアナログ入力からのソースをデジタル出力へスルーすることができない、といった制限がある。あくまで再生専用のデバイスというわけだ。

 高音質化へのアプローチは抜かりなく、自社設計の新回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」を搭載することで、SN比100dBという驚異的なノイズ低減を実現している。D/A変換時に発生するパルスノイズは、従来の方式では完全に除去することができず、そのノイズによってマスキング効果が起こり、音質が劣化してしまっていた。しかし、VLSC回路ではパルスノイズを除去することで滑らかな波形を生成し、より原音に忠実な再生が行える。PC内部のノイズの影響を受けないUSB接続と、VLSCのコンビネーションによる音質の向上は劇的であり、サウンドカードのアナログ出力の音と聞き比べると、圧倒的にMA-500Uの音質が上だと感じられる。アナログ出力では薄っぺらく聞こえるMP3などの圧縮オーディオも、USB経由でMA-500Uから出力したものは広がりのある豊かな音になるうえ、ノイズもなくクリアである。
 同梱のスピーカユニット「MS-500」は、一般的な2ウェイバスレスタイプ。MDF製キャビネットを採用し、軽量で剛性の高い振動板「OMF(ONKYO Micro Fiber)ダイヤフラム」などオンキヨーの持つスピーカテクノロジーが盛り込まれている。スピーカの口径はウーファが9cmのOMFコーン、ツィータが2cmバランスドームで、それぞれ中心部に砲弾型ダストキャップを装着し、スムーズな音の広がりを実現する。音質も安価なアンプ内蔵PC用スピーカとは比較にならないレベルで、音源ユニットの高音質をスポイルしない贅沢な品質となっている(写真3)。

スピーカ背面
写真3 スピーカ端子はプッシュターミナル式で、背面上部にはバスレフポートが空いている。

 光出力機能に制限があるため音楽制作には向かず、DVDの5.1ch再生にも対応していない。だが、これらを必要としない2chサウンドのリスニングが中心のユーザーにとっては、本機は最強のオーディオデバイスと言っても過言ではない。価格は3万1000円だが、音源とスピーカはそれぞれ個別にも販売され、単体価格はMA-500Uが2万1000円、MS-500は1万円となっている。

MA-500Uの主なスペック
製品名 MA-500U
最大出力 15W×2
SN比 100dB
デジタルサンプリング周波数 32/44.1/48/96kHz(24bit対応)
インターフェイス アナログ入力×2、アナログ出力×1、光角型デジタル入力×3、光角型デジタル出力×1、サブウーファ出力×1、ヘッドフォン出力×1、USB×1
サイズ 110(W)×256(D)×245(H)mm
重量 3.3kg
MS-500の主なスペック
製品名 MS-500
定格周波数範囲 80Hz〜90kHz
クロスオーバー周波数 10kHz
サイズ 110(W)×200(D)×210(H)mm
重量 1.5kg×2

(宇野 貴教)



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