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■製品レビュー
(周辺機器)
TA/ルータ/無線LANほか


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公衆無線LANサービス戦争開幕!? (2005年8月25日)
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ネット家電を無線LAN化して “ケーブルフリー” なリビングを目指せ! (2004年7月20日)
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ルームリンク VGP-MR200 VAIOで録画した地デジの番組をテレビで楽しめる
ルームリンク VGP-MR200
ソニー
オープンプライス
http://www.sony.jp/
http://www.ascii.co.jp/sonyflash/


Printable Version 2006年2月27日

デジタルハイビジョン対応の新生ルームリンク

ルームリンク「VGP-MR200」
写真1 ルームリンク「VGP-MR200」。VAIOの2006年春モデルと同時に発表され、発売日は現在未定
アスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”
ルームリンク「VGP-MR200」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト “SONY Flash on ASCII”に移動します。

 ここ数年ほど、オーディオビジュアル(AV)関連で注目されている話題のひとつに“AV機器のネットワーク接続”がある。これはネットワークを活用し、家庭内または利用者の行動範囲圏内のAV機器を相互に接続しようというものだ。例を挙げるなら、リビングにあるテレビから別の部屋にあるビデオサーバにアクセス、そのサーバに保存された映像をリビングにいながらにして楽しむ――などのことができるようになる。こうした利便性から、2006年はAV機器のネットワーク接続が一段と普及しそうだ。ただ、ネットワークによるAV機器の相互接続が普及するには、いくつかの課題がある。そのひとつが“保護されたコンテンツ”への対応である。

 例えば今は地上波のテレビ放送が“地上デジタル放送(以下、地デジ)”に移行中だが、この地デジでは違法コピーを防止する目的として、コンテンツ保護のための仕組みが盛り込まれている。地デジ対応パソコンなどは当然この仕組みに対応しており、地デジの番組を録画する場合には情報を暗号化したうえでHDDに記録し、録画したパソコンでしかその映像を再生できない。このような著作権保護のための技術をDRM(Digital Rights Management)というのだが、現在店頭で販売されているネットワーク対応機器の大半は、DRMで保護されたコンテンツの扱いに対応していない。地デジへの移行やオンラインでのビデオコンテンツ購入などが本格化しつつあることを考えると、これは深刻な話である。

 そうした中、ソニー(株)からネットワークメディアプレーヤー“ルームリンク”シリーズの新モデル「VGP-MR200」が発表された。ルームリンクについてご存じない方のために簡単に説明すると、普通のテレビをネットワーク対応のメディアプレーヤーに変身させるセットトップボックスで、ビデオサーバーに保存した映像や曲、写真などをテレビで楽しめるものである。従来モデルの「VGP-MR100」ではD端子を搭載し、HDVカムコーダで撮影したHD映像の再生に対応していたが、今回の新モデルではさらなる進化を遂げた。

 その進化が、保護されたコンテンツのサポートである。VGP-MR200では今回新たに“DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over IP)”“Windows Media DRM 10”という2つの技術に対応した。これらを簡単に説明すると、先に挙げたDTCP-IPはネットワーク内で相互に接続した機器間で情報を暗号化して転送する技術であり、Windows Media DRM 10はマイクロソフト(株)が開発した最新のDRM技術。これらの技術に対応したことで新しいルームリンクでは、

  1. VAIOシリーズで録画したデジタルテレビ放送の番組
  2. Windows Media DRMにより保護されているWindows Mediaフォーマットの映像

といった2種類の保護されたコンテンツが扱えるようになっている。

 まずは前者の録画したデジタルテレビ放送の番組だが、これには先に触れた2つの技術のうち、DTCP-IPにより実現される。対応するサーバーアプリケーションはDTCP-IPでの通信をサポートする「VAIO Media 5.0」で、デジタル放送対応のVAIOシリーズで録画した地デジやBSデジタルなどの番組を転送できる。デジタルテレビ放送といえば1080iのHDコンテンツが大きな魅力のひとつとなっているが、もちろんHD対応で、その表示はD端子(D3)により高い映像品質を維持したまま行なえるようになっている。なお、VGP-MR200は無線でのネットワーク接続にも対応しているが、HDコンテンツを転送する際は有線での接続が必要だ。映像再生時にはデータの転送準備のため再生を希望する映像を指定してから実際に表示されるまで10秒ほどの時間を要し、また、再生時にはその映像のタイムラインをサムネイル付きでわかりやすく表示するフィルムロールも使用できないが、一時停止をはじめ、早送り/早戻しなど基本的なコントロールは実行可能であり、再生処理が一時始まってさえしまえば快適に扱える。

 一方後者の保護されたWindows Mediaフォーマットの映像は、Windows Media DRMにより対応する。マイクロソフトではパソコンをサーバにする技術として“Windows Media Connect”を提供しており、このWindows Media Connectを用いることで保護された映像の転送を実現可能だ。このWindows Media DRM 10を利用したコンテンツにピンとこない人も中にはいるかもしれないが、これはビデオオンデマンドサービスでダウンロード購入できるコンテンツなどに用いられているもので、そのようなサービスを提供するウェブサイトとしては、ソニーが運営する“Moviesquare”などがある。手っ取り早くいえば、そうしたサービスでダウンロード購入した映画やドラマ、またはアニメなどをテレビに表示できるのだ。Windows Media Connectではその仕様により保護されたコンテンツのシーク操作をサポートしていないため、VGP-MR200から早送り/早戻しができないなど操作性において不満はあるものの、パソコンでダウンロード購入した映像を大画面のテレビに表示できるのは大きな魅力といえよう。

 それでは写真とともにその詳細を見ていきたいが、先に述べたようにVGP-MR200はネットワークメディアプレーヤーである。VGP-MR200を使用するにはネットワーク環境とコンテンツを提供するサーバー、さらにはVGP-MR200の映像を表示するテレビが必要だ。そこで今回は、VGP-MR200を使用するうえで必要な環境や機材なども含めた形で写真を紹介する。



テレビの近くに違和感なくおける
――スタイリッシュかつコンパクトなケース

ケースは白と黒のツートーンカラーによるシンプルなデザインで、サイズも幅215×奥行き145.5×高さ33.5mm/約800gとコンパクト
写真2 ケースは白と黒のツートーンカラーによるシンプルなデザインで、サイズも幅215×奥行き145.5×高さ33.5mm/約800gとコンパクト。テレビの近くにさりげなく置くことができる。ただ、質感は一目でプラスチックとわかるもの。好みの分かれるところである
正面
写真3 ワイヤレス接続などを示すLEDランプが控えめに配置された本体前面。本体正面、左端にある凹凸は、電源スイッチとリモコン受光部である
左側面
写真4 左側面には、VAIOを利用することで、ワイヤレスLANのセットアップをすばやく実行できるSETUPボタンが備えられている
背面
写真5 背面にはD端子を始めとするAV出力端子やネットワークポートをレイアウト。ワイヤレス接続用のアンテナもあるが、地デジのHDコンテンツを楽しむ場合にはサーバとの間を有線で接続する必要がある
リモコン
写真6 付属のリモコン。コントロールに使用するボタンは主にカーソルとその周辺で、指を大きく動かすことなく操作できるようになっている

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