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NTTドコモの503iシリーズ対応ソフト8本を紹介!
携帯メモリ編集ソフト徹底比較
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2001年6月20日
最近の携帯電話は多機能な上、登録できる情報も電話番号だけでなく住所や複数のメールアドレスなど増える一方だ。しかし、それらの編集を携帯上で行うのは面倒。そこで便利なのが、PC上でメモリを編集して携帯電話にデータ転送できる「携帯メモリ編集ソフト」だ。市販ソフト8本(β版1本を含む)の機能と使い勝手から、編集部で実機を使い検証した503i対応状況表までを一挙紹介する。
メモリ(電話番号)管理だけじゃない! 最新携帯ソフト事情
以前は、携帯メモリ編集ソフトといえば、その名のとおり携帯電話のメモリ(電話番号)をPCで編集できるだけだった。しかし、現在では携帯電話自体でできる機能が増えたため、待ち受け画面や着信メロディの編集と転送に加え、携帯メールや、ブックマークの編集ができるようになるなど、携帯電話をフルに活用すべく機能が充実してきた。
「503iシリーズ」「210iシリーズ」などのように、シリーズごとに発売される携帯電話だが、電話帳内部の構成やメモリデータの格納方法などの内部仕様は、メーカーによって異なる。たとえば、F503iならメモリ番号0〜9までは短縮ダイヤルに指定されているのでグループ分類できず、P503iならマルチダイヤル(1人に複数の電話番号を指定する)はメモリ番号400〜499までの100件のみ、N503iは1人分のデータに電話番号4つとメールアドレス3つを登録できる、といった具合だ。ソフトはこうした機種間の違いにも対応しなければならず、しかもシリーズの中でも端末の発売時期が少しずつ異なるため、ソフト発売後に登場した機種にすぐ対応するのが難しいという現状も仕方のないところだろう。
そうは言っても、携帯の新機種に買い換えたらすぐにでもデータを登録したいもの。特に、これから機種変更を考えているなら、変更前の携帯電話からデータ(メールなども含む)を取り出してPCに保存し、変更後の新機種にそっくり転送できればこれほどラクでありがたいことはない。
そこで今回は、NTTドコモの503iシリーズに絞って、全7本の携帯メモリ編集ソフトをレビューするとともに、各ソフトのメーカーが発表している対応状況表に加え、編集部内の503iシリーズの実機による徹底的な各機能の対応調査を行った結果を表にまとめた(2001年6月20日現在)。
ここでは、Windows版を6本、Macintosh版1本をレビューしている。お持ちの携帯電話とソフトとの対応状況を確認しながら、かつ、目的に合った使いやすい携帯メモリ編集ソフトを見つけてほしい。
携帯メモリ編集ソフト一覧
【製品名】Gobile
【価格】9800円
【メーカー名】(株)ジャストシステム
【URL】http://www.justsystem.co.jp/
【問い合わせ先】03-5412-3939
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:×
- ブックマーク編集:×
- 待ち受け画面編集:×
- cdmaOneへの対応:×
【製品名】携快電話4
【価格】シリアルケーブル版 6800円/USBケーブル版 9800円/USB充電ケーブル版 1万1800円/USBモデムケーブル版 1万3800円
【メーカー名】ソースネクスト(株)
【URL】http://www.sourcenext.com/
【問い合わせ先】03-5350-4844
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:○
- ブックマーク編集:○
- 待ち受け画面編集:○
- cdmaOneへの対応:○別売の専用ケーブルで対応(※1)
※1 cdmaOne用ケーブル シリアルケーブル3500円、USBケーブル5000円、充電機能付きUSBケーブル7500円。
【製品名】ケータイ・エディ4
【価格】PDC USBケーブル版 8800円/PDC&cdmaOne USBケーブル版 9800円/ケーブルレス版 4800円/PDCシリアールケーブル版 4000円(オンライン販売のみ)/PDC&cdmaOneシリアルケーブル版 5524円(オンライン販売のみ)
【メーカー名】インクリメントP(株)
【URL】http://www.incrementp.co.jp/indexj.html
【問い合わせ先】03-3491-7541
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:○
- ブックマーク編集:○
- 待ち受け画面編集:○
- cdmaOneへの対応:○別売の変換ケーブルで対応。(※2)
※2 別売の変換ケーブルで対応 同社サイトでオンライン販売。
【製品名】ケータイ編集王2001-i
【価格】シリアルケーブル版 5800円/USBケーブル版 7800円
【メーカー名】(株)アスク
【URL】http://www.ask-digital.co.jp/
【問い合わせ先】03-3267-6865
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:×
- ブックマーク編集:○
- 待ち受け画面編集:○
- cdmaOneへの対応:×
【製品名】ケータイ・マスターV
【価格】シリアルケーブル版 5780円/USBケーブル版 6980円/ケーブル別売版 3780円
【メーカー名】(株)ジャングル
【URL】http://www.junglejapan.com/index.html
【問い合わせ先】:03-3234-2102
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:○
- ブックマーク編集:○
- 待ち受け画面編集:○
- cdmaOneへの対応:×
【製品名】ケータイ・リンクIII
【価格】シリアル-PDC版、USB-PDC版 9800円/ケーブルレス版 5800円
【メーカー名】(株)ビレッジセンター
【URL】http://www.villagecenter.co.jp/
【問い合わせ先】03-3221-3525
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:○
- ブックマーク編集:×
- 待ち受け画面編集:×
- cdmaOneへの対応:○cdmaOne用ケーブル付きパッケージを発売中(※3)
※3 cdmaOne用ケーブル付きパッケージ シリアルケーブル版、USB版とも9800円。
【製品名】携快電話4
【価格】シリアルケーブル版 6800円/USBケーブル版 9800円/USB充電ケーブル版 1万1800円/USBモデムケーブル版 1万3800円
【メーカー名】ソースネクスト(株)
【URL】http://www.sourcenext.com/
【問い合わせ先】03-5350-4844
- メールデータ管理:○
- 着信メロディ編集:×
- ブックマーク編集:×
- 待ち受け画面編集:×
- cdmaOneへの対応:○別売の専用ケーブルで対応(※4)
※4 cdmaOne用ケーブル シリアルケーブル3500円、USBケーブル5000円、充電機能付きUSBケーブル7500円。
ソフト別機能比較&一言レビュー
ここでは、携帯メモリ編集ソフトを「使い勝手」「機能性」「新機種への対応状況」などの点から評価した。また、各ソフトで便利な点と、ここがもう少しという点について“一言レビュー”を併せて掲載している。
| 製品名 |
Gobile |
携快電話4 |
ケータイ・エディ4 |
| メーカー名 |
ジャストシステム |
ソースネクスト |
インクリメントP |
| 使い勝手 |
★★★☆☆ |
★★★☆☆ |
★★★★★ |
| 機能性 |
★★☆☆☆ |
★★★★★ |
★★★★★ |
| 新機種対応の早さ |
★★★☆☆ |
★★★★☆ |
★★★☆☆ |
| ここが○ |
メイン画面内でのデータの追加・編集が手軽。多機能ケーブルはほかでは買えないので魅力。 |
メモリ編集で、グループ別以外に、五十音順、100メモリ番号単位などに一覧表示できるインデックス領域は重宝。メール機能も強力。 |
各機能共通のインターフェイス。一覧表示画面上でもメモリ編集できるのも好都合。機能毎に便利な項目になるマジックウィンドウもGood! |
| ここが× |
メモリ編集以外はメール管理機能だけ。1メール=1ファイルの保存方法も不便。メモリ編集でアイコン設定が番号表示のみ。 |
マルチダイヤル編集時にタブ切り換えしなければならず、入力が手間。着信メロディ機能の再生を停止しても音がいつまでも残る。 |
待ち受け画像編集機能にレタッチ機能がない。 |
| 製品名 |
ケータイ編集王2001-i |
ケータイ・マスターV |
ケータイ・リンクIII |
| メーカー名 |
アスク |
ジャングル |
ビレッジセンター |
| 使い勝手 |
★★★★☆ |
★★☆☆☆ |
★★★★☆ |
| 機能性 |
★★★☆☆ |
★★★★★ |
★★★☆☆ |
| 新機種対応の早さ |
★☆☆☆☆ |
★★★☆☆ |
★★★★★ |
| ここが○ |
直感的なアイコンとインターフェイス。多すぎず少なすぎずの待ち受け画像編集とメール機能。 |
ブックマーク編集はIEのインポートがリンク先単位とフォルダ単位が指定できる。高機能なレタッチとエフェクト機能の待ち受け画像編集機能はダントツ。 |
新機種への対応とアナウンスが早い。新規拡張項目もアップデートで即対応。インターネット上のテキストを着信メロディに利用できる機能も◎。 |
| ここが× |
新機種への対応が遅い。 |
マルチダイヤル欄の挿入操作が面倒。拡張項目の表示方法もわかりにくい。各機能ごとに使用機種設定を行うのが手間。 |
各機能の切り換え方法が特殊でわかりにくい。メール機能で、送信と受信メールがひとつの画面内に表示されて管理しにくい。 |
編集部オススメのこの1本!
携帯メモリ編集ソフトという性質から、新機種への素早い対応と対応機種の多さに着目し、編集部オススメの1本はWindows版では「ケータイ・リンクIII」 となった。ただ、同ソフトでは待ち受け画像編集やブックマーク編集機能がないので、それらの機能も望む人には次点として、統一したインターフェイスで初心者にもわかりやすく多機能な「ケータイ・エディ4」 をオススメしたい。
Macintosh版は、今回レビューできたソフトが「携快電話4」のみなのだが、2001年6月29日に発売される予定の同ソフトの新バージョン「携快電話5」と、インクリメントPから「ケータイ・エディ4 Machintosh版」が、対応機種/機能ともに上回っているので、とりあえずこれらが発売されるまでは様子見といったところだろう。
【製品名】ケータイ・リンクIII
【メーカー名】(株)ビレッジセンター
【価格】シリアル-PDC版、USB-PDC版 9800円/ケーブルレス版 5800円
【URL】http://www.villagecenter.co.jp/
【問い合わせ先】03-3221-3525
あなたにピッタリのソフトはこれだっ!
さて、ここでは手っ取り早く「こんなことがしたい!」という点をクローズアップして、いくつかのタイプに分類してみた。重複しているソフトもあるが、その場合は各ソフトレビューをじっくり読んで、自分の要望を満たしている、または自分の好みに合うソフトを選んでほしい。
★メール、画像、着信メロディ、ブックマーク編集なんでもやりたい人は……
携帯メモリ編集だけでなく、凝った待ち受け画像にしたり、自分でお気に入りの曲や作曲した音楽を着信メロディにしたり、ブックマーク編集、メールのバックアップ、とにかく携帯電話の機能をフルに活用したいという人には、携快電話4 、ケータイ・エディ4 、ケータイ・マスターV が最適だ。
★新機種がでるごとに機種変更を頻繁にしているという人には……
新機種を買ったがマルチダイヤル編集ができなくてお困りの方や、新しもの好きでキャリアもころころ変える人には、「ケータイ・リンクIII」 を自信を持ってオススメする! 驚異的なまでの対応の速さは、P503isの発売日(5月8日)からたった数日でアップデートファイルが同社のサイトで公開されたという事実からも明らかだ。
★初心者でも楽に操作できるインターフェイスをお望みなら……
画面のアイコンを見ただけで何ができるか見当が付くシンプルなインターフェイスを持つアスクのケータイ編集王2001-i と、基本的にひとつの画面内で操作を統一したインターフェイスが◎のケータイ・エディ4 が、わかりやすくて使いやすい。
★携帯電話とノートPCで出張が多い人には……
付属ケーブルで、充電機能や、モバイルに便利なモデムケーブルとして使用したいと考えている人には、ジャストシステムのGobile 、ソースネクストの携快電話4(充電ケーブル版、モデムケーブル版) をオススメ。特にGobileは、充電とモデムの両方の機能が1本のケーブルで使えるので出張先に携帯電話の充電器を持って行かなかったときにも役立つ。ただし、Gobileには画像や着信メロディの編集機能ながないので、それらの機能が使いたいという人は携快電話4 の充電版かモデム版を選択するといいだろう。
番外編I 〜メモリのバックアップに使える便利グッズたち〜
携帯電話のメモリデータをバックアップできるのは、なにも携帯メモリ編集ソフトだけではない。ここでは、便利グッズをいくつか紹介していこう。
基本項目のバックアップならおまかせ! 「携帯プチ Ver.2」
プロスペックの「携帯プチ Ver.2」は、たった2つのボタンを操作するだけで、携帯電話メモリの読み込み/保存、書き戻しができる携帯メモリダイヤル保存ツールだ。キーホルダーのマスコットみたいなこのツールは、携帯電話のコネクタに差し込んで使う。右のボタンを2、3秒押して点灯したら指を放せば読み込み、書き込み時は左のボタンを同様の方法で操作した後、携帯電話に表示される指示にしたがって、0000を2回入力するだけという手軽さだ(本体を接続前に暗証番号を0000に変更しておく必要がある)。旧電話番号(10桁)からの11桁変換機能も装備している。
拡張項目を読み書きできる機種もあるが、残念ながらほとんどの機種では基本項目(グループ番号、グループ名称、メモリ番号、氏名、電話番号)だけが対象となる。しかし、イチからデータ入力することを考えれば、基本項目だけでも退避させておき、いざという時に復活できるのはありがたい。万がいちHDDがクラッシュしてしまった場合に備えて、ひとつ持っておくのもいいかも。
また、今回の企画で調査を開始した時点では、503iについては未対応だったためにレビューでは紹介できなかったが、同社ではWindows 95/98/Me/NT4.0 SP5/2000対応の携帯メモリ編集ソフト「携帯マネージャー Ver.2」も販売しており、こちらを使えば携帯メモリとメールの編集ができる。
「携帯プチ Ver.2」のスペック表
| 製品名 |
携帯プチ Ver.2 |
| 価格 |
オープンプライス(同社のインターネット通販では3654円で販売) |
| 発売元 |
(株)プロスペック |
| 問い合わせ先 |
03-3982-7703 |
| URL |
http://www.prospec.co.jp/ |
ドコモ端末でも実は使えた!? 「メルパレット」
次は、メモリダイヤル編集機能を持つauのメール端末「メルパレット」を紹介しよう。「え? 今回は503iの話じゃないの?」と思われただろうが、実はこのメルパレットは、auに限らずほかのキャリアの携帯電話(PDCのみ)でも使えてしまうのだ!
本来、メルパレットは、auの携帯電話同士で文字メッセージをやりとりする「プチメール」のメールを作成し、プチメール対応携帯電話に転送する機能がウリだが、そのほかにメモリダイヤル編集機能や、POPとSMTPを利用したインターネットメールの送受信機能(通信速度は9600bps)を搭載している。当然、他キャリアではプチメールの送受信はできないが、それ以外の機能はまったく問題なく使える。
メモリダイヤルの編集機能で読み書きできる項目は、メモリ番号、名前、フリガナ、電話番号のみで、グループや拡張項目は対応していないが、キャリアの乗り換え時にも使えるというメリットがある。
さらに! 携帯電話帳とは別にメールアドレス帳があるほか、電卓機能、ムーンフェイズ4段階を表示する「カレンダー表示機能」、多く払う人と少なく払う人、普通に払う人と3種類の金額で割り勘計算してくれる「せいさん君機能」と役に立つ機能を備える。おもしろいところではメルパレットのキーボードを鍵盤に見立ててメロディが弾ける「弾きメロ機能」など、便利な機能も盛りだくさん。コンパクトで、単4か単3のアルカリ電池2本で使用できる(単3は付属アダプタを使用)。インターネットメール機能も使えて、これで実売価格3800円とは非常にお買い得だ。
現在は、KDDIの関東・中部のみで取り扱っており、auの関東・中部地区の両Webサイト上にあるオンラインショップで購入できる。
「メルパレット」のスペック表
| 製品名 |
メルパレット |
| 価格 |
オープンプライス(実売価格3800円) |
| 発売元 |
KDDI |
| 表示 |
320×80ドット、モノクロ液晶 |
| 電池 |
単3アルカリ電池×2本 |
| 連続動作時間 |
連続表示時間45時間、連続通信時間17時間 (単3アルカリ使用時) |
| サイズ |
154(W)×97(D)×21(H)mm |
| 重量 |
約224g(電池2本含む) |
| メールアドレス帳登録件数 |
最大300件 |
| 携帯電話電話帳登録件数 |
最大500件 |
番外編II 〜PHSにも対応のメモリ編集ソフト〜
H”やPHSにも対応する 「携帯ほいほい Ver6.3」
「携帯ほいほい Ver6.3」は、携帯電話以外に、H”、アステル、NTTドコモ(PHS)などのPHSにも対応するという、珍しい携帯メモリ編集ソフトだ。今回、本編できっちり紹介したかったのだが、入手できたβ版では503iシリーズでの動作確認などが行えなかったため、残念ながら番外編での掲載となった。
携帯ほいほいを起動すると、左に送受信メールを参照するためのツリー表示、右上に各機能のアイコンが並ぶメイン画面が表示される。このメイン画面では、メール内容の閲覧や作成といったメール管理と、着信メロディの転送が行える。iモードのメールも読み込みと転送が可能だ(機種によって異なる)。携帯メモリ編集を行うには、「電話帳編集」アイコンダブルクリックする。
携帯メモリ編集画面では、画面上部で基本項目に加え、電話番号3つ、メールアドレス1つを編集でき、機種ごとに異なる拡張項目は、「拡張」ボタンをクリックして表示されたダイアログボックスで入力する。下の一覧表示にある各項目名をクリックすると、ソートが可能だ。
503iシリーズでは、N503i、P503i/s、F503iのマルチダイヤルとメールアドレスの読み書きが可能で、SO503iとD503iは、基本項目の読み書きを保証しているという。
PHSと携帯電話両方をお持ちでアドレス帳を同期したいという人は、試してみてはいかがだろうか。
「携帯ほいほい Ver6.3」のスペック表
| 製品名 |
携帯ほいほい Ver6.3 |
| 価格 |
iMode専用シリアルケーブルWindows版 4800円 iMode&cdmaOne両用シリアルケーブルWindows版 5800円 iMode&cdmaOne両用シリアルケーブルMacintosh版 5800円 Windows/MacintoshUSBケーブル版 1万2800円 Windows/Macintoshケーブルレス版 4800円 Windows/Widows CEシリアルケーブル版 6800円 |
| 発売元 |
(有)電机本舗 |
| 問い合わせ先 |
03-5449-7057 |
| URL |
http://www.dnki.co.jp/ |
| メールデータ管理 |
○ |
| 待ち受け画面編集 |
× |
| 着信メロディ編集 |
×(アステルのみ○) |
| ブックマーク編集 |
× |
開発者直撃インタビュー 〜ケータイ・リンクIIIの開発者に聞いた!〜
携帯電話のメモリ管理は機種によって仕様が異なるため、1本のソフトでそれらすべてに対応させるのは至難の業だ。ソフト会社ではどうやっているのだろう? ということで、開発者の立場から見た携帯メモリ編集ソフトの展望と開発秘話などを、ビレッジセンターの「ケータイ・リンクIII」 を開発しているアーカス・コンピュータの坂口氏に話を伺った。
――まず、開発は何人くらいで行っているのか、お聞かせください。
【坂口】私がメインでやっていますが、人数は一応企業秘密です。
――開発はどのような工程で行われるのですか?
【坂口】特に決まった工程はありません。新しい機種に対応するときは、まずその携帯電話を入手して、既存のケータイ・リンクで転送を試みるというのがほとんどです。うまく転送できればそれでOKですし、できなければ少しずつわかった部分をその機種用に対応していきます。それで対応できれば「対応」とになりますし、対応できそうになければ、「保留」ということになります。
――新しい機種を入手するというのは、実際に購入されるのですか?
【坂口】はい、携帯電話は普通に購入しています。携帯電話会社によっては、借り受けていたこともありますが、現状では購入するのが一番早い入手方法なんです。以前は、メモリダイヤルや着信メロディを編集・管理するだけでしたので契約状態にしておく必要がなく、白ロム、灰ロム状態の携帯電話を安く入手したりしていましたが、今はメールなど契約しておかないと確認できないこともありますので、全部新品を購入してます。
――ソフト開発側から作りやすいメーカーや機種はありますか?
【坂口】やりやすいのは、早い時期からケータイ・リンクが対応しているメーカーの機種です。それだけこちらにも情報の蓄積がありますから。ですが、どのメーカーの機種も新しい機能がどんどん追加されるので、なかなか簡単にはいきません。
――では、反対にやりにくいメーカーはありますか?
【坂口】NM502iは大変でした(苦笑)。パソコンソフト売り場で買えるメモリ編集ソフトで、NM502iのメモリダイヤルの拡張項目や着信メロディ・メールまで対応しているのは、多分、ケータイ・リンクだけではないかと思います。
NM502i用のiメロディは、他機種用のiメロディとまったく仕様が違っていましたし……。ほかの機種との類似点が少なく、この機種専用に対応する必要があり、時間がかかりました。
それと、J-Phoneのロングメール転送に対応しているのですが、ロングメールはiモードメールに比べると機能が豊富なので、対処しないといけない部分が沢山あって時間がかかりました。たとえば、iモードメールでは本文に直接添付できるのはiメロディだけで、かつ、特別な処理はせず単にテキストデータとして埋め込まれているだけですが、ロングメールではJPEG、PNGの画像、スカイメロディやSMAFの着メロなども添付でき、きちんと添付ファイルとして処理をする必要があったので大変でした。
今後、携帯電話はどんどん多機能・高機能になると思いますので先が思いやられます。
――携帯メモリ編集ソフトの開発で大変なのはどんなことですか?
【坂口】新しい機種にいかに対応していくかが、常に直面する問題で、一番大変なところです。ケータイ・リンクでは、NTTドコモの機種だけでなく J-Phoneやau、Tu-Ka機種にも対応していますので、数をこなすのが大変です。
着信メロディも機種ごと、世代ごとにさまざまで、最近では手入力の着信メロディデータへの対応に、なかなか手が回せない状況になってきました。その分、iメロディやスカイメロディなど、携帯電話会社が配信している共通の着信メロディに対応することでカバーしています。対応機能と対応機種を組み合わせると、膨大な数になります。この数への対応が一番大変です。
――端末によってデータ格納方法が異なると思いますが、どういった点が一番苦労し、すぐに対応しにくいのでしょうか?
【坂口】多くの場合、メモリ情報の転送方法を独自調査しているので、対応機種については、技術的な部分でそれほど難易度に差はありません。今までに得た情報で、その延長線上にあるものは対応しやすいのですが、そういう情報の蓄積がないもの(新規参入メーカーの機種)への対応は、時間がかかるというだけです。
調査で転送方法がわからない機種や機能には、とりあえず対応できないということになってしまいます。どの時点で、調査をやめて保留にするかという判断は難しいですね。やろうと思えば、無制限に調査を続けることもできますが、その結果対応できなかったとなれば、それまでの時間がまったく無駄になってしまいますから。
たとえば、以前は一旦保留にした、SO503i, SO502iWM, SO502iの拡張項目を含む電話帳の転送ですが、再度の調査で対応することができました。また、メールの読み出しにも対応できましたので、SO503iの無償交換が2001年6月13日から始まっています が、交換前にケータイ・リンクにメールと電話帳のデータを保存していただけます。メールは無償交換の際に移し替えができないようですので、大切なメールはぜひケータイ・リンクで保存しておいてください(笑)。
このように随時、保留にした機種の調査も行って、対応するようにしています。
――ケータイ・リンクIIIでは、こまめなアップデートで新機種に対応していらっしゃいますが、新バージョン(IV)の予定などはありますか? ブックマークの編集機能がほしいところですが……。
【坂口】初代ケータイ・リンクは、電話帳だけでした。ケータイ・リンクIIで、着メロ帳を追加しました。ケータイ・リンクIIIでは、メール帳を追加しました。
ケータイ・リンクIVでは、そうしたご要望に応えられるような新しい帳面の追加を考えています。まだ、具体的には公表できませんが、できるだけ多くの機種で役に立つ機能にと考えています。
――PIMソフトとしての機能も付加させる予定はありますか?
【坂口】ケータイ・リンクでは、名前、電話番号、メールアドレス、アイコン、住所、備考、誕生日、血液型、似顔絵などの項目があり、グループ分けができます。さらに携帯電話に転送できない項目のデータも同じ電話帳の中で管理・表示できます。
ただ、PIMソフトとして欲しい項目をすべて網羅するわけにもいかないので、いろいろな携帯電話で用意している項目を寄せ集めた項目への対応ということになります。
とはいっても、現状対応している項目でも、かなりの部分はカバーできていると思います。
――あると便利だなと思うのが「誰に何分話したか」「メールは何通(何分)送受信したか」といった明細の閲覧・管理なのですが、携帯電話でできるのでしょうか?
【坂口】携帯電話の内部では、そういう機能を実現することは可能でしょうね。
――そうした情報がソフト(PC上)で見られると嬉しいんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?
【坂口】そういう機能を携帯電話内部で実現していて、その情報を外部に転送できる仕掛けが用意されているか、あるいはソフト側で算出するために必要な情報を転送できるようになっていれば、実現は可能です。が、そういう転送機能を持っている携帯電話を知りませんので、今すぐ実現するのは無理なように思います。
こういう機能は、電話会社からの請求明細との整合性の問題があり、そういう面で難しいところもありますね。
――実際に携帯電話から引き出せる情報は、どんなものがあるのでしょうか?
【坂口】ケータイ・リンクがすでに対応している情報は、少なくとも対応している機種からは読み出せますね。それ以外に何が読み出せるかについては、今後の対応をお楽しみにということで、お願いします(笑)。
――今後の携帯電話とメモリ編集ソフトがどのようになっていくと思われますか、ご意見をお聞かせください。
【坂口】携帯電話は、どんどん情報端末としての色彩が濃くなっていくと思います。その情報端末内の情報とパソコンにある情報の橋渡しをするのが「ケータイ・リンク」の名前のとおりの役割だと思っています。
そのために必要な機能をこれからも実現していきたいですね。「ケータイ・リンク」をできるだけ多くの方に使い続けていただけるソフトにしたいと考えていますので、買っていただいてそれでおしまいにはしたくありません。
ですので、ケータイ・リンクの掲示板で、ユーザの方々と直接意見交換をさせていただいたり、購入前の方には、ケータイ・リンクがどんなものなのか知り、納得してご購入いただきたいと考え、体験版を用意させていただいています。
最近は、最新機種への対応に追われて、なかなかお寄せいただいたご要望にお応えできていませんが、多くのユーザの皆様のご意見・ご要望を反映させて、ケータイ・リンクを成長させていきたいと思っています。
――お忙しいところ、ありがとうございました。
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