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Dreamweaver 8はPHP 5、Flash Video、ColdFusion MX 7、Macromedia Web Publishing Systemなどウェブ業界の新技術をサポートするウェブページ作成ソフト。本バージョンにおいても、最新の制作/開発手法に対応したさまざまな新機能が導入されたことは言うまでもないが、ページデザインとコーディング、その双方の環境において一段と操作性が向上し、制作効率アップに重点が置かれている。 ●“CSSパネル”などCSSへの対応をより強化Dreamweaver 8の最も大きな特徴は、これまで以上にCSS(Cascading Style Sheets、ウェブページのレイアウトに用いる言語仕様)への対応を強化した点だ。まずCSSに関する機能を1つのツールボックス“CSSパネル”に集約して作業を容易にし、より生産性を高めるものとなった。また、目的・用途別のレイアウトパターン“CSSメディアタイプ”をサポートし、プリント(印刷用)、モバイル(携帯電話向け)、通常の3タイプの画面でデザインビューで確認できる“[スタイルレンダリング]ツールバー”が加わった。 前バージョン(Dreamweaver MX 2004)ではCSSレイアウトをデザインビューでレンダリングできることが特徴だったが、同時にデザイナーからは「CSSは扱いにくい」という声も多く聞かれていた。これはCSSレイアウトが複雑化するとレンダリンが追いつかず、レイアウトが崩れてしまうことがあったためだ。今回のバージョンではCSSレンダリングの性能が向上してそうしたそうした不満は解消され、ほぼ完璧なCSSレイアウト表示が可能となった。
●“CSSビジュアル化”で
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ビジュアルエイド機能によりCSSが視覚化し、CSSレイアウトの配置の破線表示(左)やランダムなカラー表示(右)が可能になった。 | |||||
このほかにもCSSの視覚化にはさまざまな機能が盛り込まれている。レイアウトの構成を分かりやすく示す“ビジュアルエイド”機能が強化され、CSSレイアウトの配置などが破線で常時表示されるようになり、直感的なCSSレイアウトを行なえるようになった。さらにビジュアルエイドの“CSSレイアウトの背景”の項目をチェックオフすると、CSSで設定されたバックグラウンド設定が非表示になり、モノトーンのカラーで表示されるようになった。これにより、レイアウトを視覚的・直感的に確認できるというわけだ。
こうしたビジュアル化の機能強化に加え、デザインビューでのズーム表示を実現したDreamweaver初の“ズームツール”の追加や、吸着機能も持つ補助線を表示する“ガイド機能”の導入によりピクセル単位での正確なデザインをサポートしてくれる。このようにグラフィックソフトさながらの精緻なデザインに可能になったこともDreamweaver 8の大きな特徴と言えるだろう。
CSS対応の機能強化以外でも、デザインや開発作業を効率化するさまざまな機能が搭載された。“ファイルのバックグラウンド転送”により、作成したファイルをサーバーにアップロードする間にほかの編集作業を続けることができるようになった。また、“[コーディング]ツールバー”はコーディング画面の脇にコード操作コマンドを表示しておけるようになった。さらに“コードの折りたたみ”機能を実装して、HTML/XMLコードをブロック単位で非表示にしたり展開でき、現在編集中の“必要なコード”だけを表示できるようになった。
そのほか、アクセシビリティーの指針である“JIS X 8341-3(日本工業規格)”(「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報機器における機器、ソフトウェア及びサービス−第三部:Webコンテンツ」)への対応状況をチェックする機能をサポートするとともに、富士通(株)より“富士通Web・アクセシビリティ指針第2.0版”の提供を受け、リファンレンスに取り入れている。企業のウェブページなどでは、アクセシビリティーのサポートが必須項目になりつつあるため、日本の現状に合わせた今回のサポートはウェブデザイナーに力強い味方となるだろう。
Fireworks 8はウェブグラフィックスの最適化に徹したグラフィックツールとしての正常進化を推し進めている。
グラフィックの編集機能としては、新たに追加された“[オートシェイプのプロパティ]パネル”により、“星型”“矢印”“スマート多角形”“ドーナツ”“渦巻き”といったオートシェイプ(基本図形)を挿入し、プロパティーで数値を入力・変更することでより正確な図形を描けるようになった。
また、25種類の新たな“ブレンドモード”や“エフェクト”が加えられた。“エフェクト”には遠近感を表現する“ソリッドシャドウ”のようにユニークなものも用意されている。
ActionScript形式ならびにCSS形式のオブジェクトを新たにサポートし、CSSやFlashを使ったオブジェクトの作成がこれまで以上に効率よく行なえるようになったのも特徴のひとつ。ユニークな機能として、CSSを使ってインタラクティブなポップアップメニューを作成することもできる。
Fireworks 8の統合化されたワークフローを利用して、Dreamweaver 8やFlash Professional 8とイメージ作成や連動させれば、各アプリケーション間の“ラウンドトリップ編集(オブジェクトを作成したツールを今使っているアプリケーションの内部から呼び出して、編集した結果を即時反映、現在のアプリケーションに受け渡して作業を続行すること)”が可能となり、個別に作業した場合に生じる情報や時間のロスを大いに回避できる。前述のブレンドモードなどのFireworks 8で作成したグラフィックのエフェクトはそのままFlashでも維持できるので、Flashコンテンツの表現力向上に一役買うことになるだろう。
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(千葉 英寿)
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