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ユーザーの利便性をひたすら追求した画像管理ソフトの定番がバージョンアップ
超高速デジカメソフト ACDSee 6.0
ACD Systems/日本ポラデジタル
パッケージ版:6800円ほか
03-3537-1070(日本ポラデジタル)
http://www.poladigital.co.jp/
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月刊アスキー 2004年5月号 2004年10月19日
画像閲覧ソフトとしては老舗の“ACDSee”シリーズがバージョンアップして「超高速デジカメソフト ACDSee 6.0」(以下ACDSee 6.0)となった。「ファイル管理とは何か?」を徹底追究した従来のUIはそのままに、さらに自由度を高めた(画面1)ほか、携帯電話など流行デバイスへの対応を進めた仕上がりになっている。ラインナップは従来通り、ACDSee本体のみのものと、画像加工をはじめとしたユーティリティソフト4つがバンドルされた「パワフルイメージングソフトウェア ACDSee 6.0 PowerPack」の2つとなっている。今回はACDSee 6.0(β版)を試用し、レポートする。
“バスケット”機能が追加され進化したUI
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画面1 ウィンドウをフローティングして使えるようになったACDSee 6.0。もともとのUIが優れているうえ、自分好みにカスタマイズできるので、使い始めると離れられなくなる。 |
ACDSeeシリーズのUIは、Windowsエクスプローラライクで違和感なく使い始められるうえに、カスタマイズも可能という特徴があるが、6.0になってさらに磨きがかかった。従来バージョンでも、“フォルダ”“カテゴリー”“カレンダー”“検索”といったタブを次々とクリックして、さまざまな角度からシステム内の全画像ファイルを閲覧することが可能だったが(画面2)、6.0ではさらに、“バスケット”と呼ばれるビューが追加された(画面3)。
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フォルダのツリー構造を表示する“フォルダ”。 |
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自分で作ったカテゴリに合致したファイルを表示する“カテゴリー”。 |
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日付管理が可能な“カレンダー”。 |
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検索結果を表示する“検索”。 |
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画面2 左から、フォルダのツリー構造を表示する“フォルダ”、自分で作ったカテゴリに合致したファイルを表示する“カテゴリー”、日付管理が可能な“カレンダー”、検索結果を表示する“検索”となっている。各々はウィンドウ下のタブをクリックするだけで切り替え可能。 |
これは一時的な作業スペースとも呼べるもので、別々の場所に保存しているファイルをドラッグ&ドロップしてバスケット内に集め、画像加工やファイル操作を行えるものだ。異なった場所に散らばる画像ファイルに対して一括操作(印刷やサイズ変更など)する場合にも役立つし、テンポラリのフォルダを作って画像をコピーして加工……という作業スタイルをとる必要がなく、同じ画像を複数枚保存してしまうといった面倒も避けられる。ただ、バスケット上ではコピーや移動といったファイル操作ができないので、その点だけは注意が必要だ。
バスケット以外の目新しい点としては、各ウィンドウがフローティングするようになり、ユーザー独自の配置が可能になったことが挙げられる。フローティングしているウィンドウは、ACDSeeの外枠に近づければ磁石のように吸い付き固定される(画面1)。
そして、実はバスケットの実装以上に使い勝手が向上したと思われるのが、フォルダビューのチェックボックス機能だ(画面2一番左)。これは、フォルダアイコンの左に配置されたチェックボックスをオンにすることによって、複数フォルダ内のファイルを一括して詳細表示ウィンドウに表示することを可能にするものだ。例えば、月ごとにフォルダを分けている場合、昨年の4月の写真を収録した「200304」フォルダと、今年の「200404」フォルダの中身を同時閲覧可能だ。
印刷・インターネット関連機能も強力で使いやすい
写真を扱う性格上、ACDSeeの印刷機能は充実の一途を辿ってきた。従来機能だが、ACDSeeの中で特にお勧めなのが「コンタクトシート」だ。これは、複数枚の画像を1枚の紙に割り付けて印刷するものだが、とにかく操作が簡単だ。乱暴に言えば「何行・何列で印刷するか?」を指定するだけでよい。もし、各画面にファイル情報を付加したければ、キャプションとしてファイル名やexif情報を埋め込むことも可能だ。ところが、せっかくの機能も、前バージョンまでは目立たないところにメニューがあるため、見逃しがちだった。ACDSee 6.0の場合は、印刷に関する動作が一画面で完結するようになり、機能を見落とす確率が減っている(画面4)。
次に、ACDSeeのインターネット関連機能だが、従来から対応していたオンラインプリントサービス(画面5)やHTMLアルバム機能に加え、6.0では新たに携帯電話関連機能が追加された。これは、画像ファイルを携帯電話用にリサイズして、ACDSee付属の無料サービスであるSendPixサーバにアップロードするものだ(画面6〜7)。送り先の携帯電話にはSendPixサーバからURLがメールで送られるという仕組みになっている。複数枚の画像をアップロードできるので、自分の携帯電話用に使い、外出先で他人に見せるといった使い方をしてもいいだろう。付け加えると、SendPixそのものは携帯電話専用サービスではなく、もともとはPC用のサービスである。PC間の画像共有は、従来通り行える(ただし、試用したβ版には携帯電話用のSendPixボタンしか実装されていなかったため未確認)。
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画面6〜7 携帯電話対応機能。ACDSee 6.0上で画像を選び(当然、複数フォルダから選択可能)、宛先を指定すればよい。20アドレスまで同報可能だ。受け取った携帯電話では、送り主のメッセージや写真のキャプションと共に画像を閲覧できる。無料なのもうれしい。 |
現在さまざまな画像管理ソフトが出回っている状況で、ACDSeeの各機能は珍しくはないかもしれない。だがそれでも、ソフトウェアのデザインセンスという面で、ACDSeeは優れている。画像管理ソフトはその多くが“初心者向け”と定義づけられ、独自の奇異なUIを備えがちだが、あくまでもWindowsエクスプローラライクなUIと軽快な速度を保ちつつ付加機能を追加していく姿勢は、多くのユーザーの信頼を勝ち得えているはずだ。ひたすらシンプルに、ユーザーが求める機能を追加してきたという事実が、この製品の最大の魅力なのだ。
表 対応ファイルフォーマット一覧
| 画像ファイル |
| 読み込み | 8BI/ANI/ART/BMP/CUR/DCX/DJV/EMF/FPX/GIF/ICN/ICO/IFF/JPG/KDC/MAG/PBM/PCD/PCX/PGM/PIC/PCT/PIX/PNG/PPM/PS/PSD/PSP/qtif/qif/qfi/RAS/RSB/SGI/TGA/TIFF/WMF/XBM/XPM |
| 書き込み | 8BI/BMP/GIF/JPEG/PCX/PNG/PSD/RSB/SGI/TGA/TIFF |
| 圧縮ファイル |
| 読み込み | ARJ/CAB/GZ/LHD/LZ4/LH0/LH1/LH4/LH5/LH6/LH7/LZH/RAR/TAR/TGZ/UU/ZIP |
| 書き込み | LHD/LZ4/LH0/LH4/LH5/LH7/LZH/ZIP |
| 映像・サウンドファイル |
| 読み込み | AIF/AIFC/AIFF/ASF/AU/AVI/GSM/M15/M1A/M1V/M2A/M3U/M75/MOV/MP2/MP3/MPA/MPEG/ MPG/MPV/QCP/QTPF/SD2/SMI/SMIL/SML/SND/SWA/SWF/ULW/VFW/WAV/WMV |
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| 超高速デジカメソフト ACDSee 6.0 |
| 製品名 |
超高速デジカメソフト ACDSee 6.0 |
パワフルイメージングソフトウェア ACDSee 6.0 PowerPack |
| 対応OS |
Windows 98/Me/2000/XP |
Windows 98/Me/2000/XP |
| CPU |
PentiumクラスのCPU(Pentium III-500MHz以上を推奨) |
PentiumクラスのCPU(Pentium III-500MHz以上を推奨) |
| メモリ |
64MB以上(128MB以上を推奨) |
64MB以上(128MB以上を推奨) |
| HDD |
空き容量60MB以上 |
空き容量60MB以上 |
| 価格 |
パッケージ版:6800円 ダウンロード版:5800円 アカデミック版:4800円 |
パッケージ版:1万2800円 ダウンロード版:1万800円 アカデミック版:8800円 |
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(月刊アスキー編集部・吉川)
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