第14回 F504iで見る「504iシリーズ、ここがツボ」
木暮祐一のケータイお楽しみくらぶ
|
2002年05月30日
 |

木暮祐一(プロフィール)1967年東京生まれ。個人的な趣味として携帯電話の可能性に魅せられ98年に移動体通信研究会を発足。500台を超えるケータイコレクションを保有。 |
買ってしまいました504i! とはいってもまだ『F504i』のみなのだが……。全機種揃えたくとも、このところ端末価格が高くなり、回線維持にも莫大な費用がかかるので、本当に心ときめく端末しか購入できないのだ(悲)。
一応、新製品がリリースされると、詳細はチェックし、触れるものなら一通り触って納得してから購入する(このあたりで購入を思い留まってしまう端末が大半)。しかし、504iシリーズはアプリ関連では大幅なスペックアップもあるので、やはり購入して使い込んでみなければ評価は下せない。
いずれにしても504iのどれかを購入しなくてはと思っていたのだが、やはり最初に発売された『F504i』に走ってしまった。『P504i』はやたらに動作が速くなったとか、『D504i』は音がいいだとか噂はいろいろと聞くのだが、やはり第一印象で『F504i』のサムライブラックに即決! 決め手は何といっても、外部ディスプレイの処理でしょう(笑)。外部パネルの内側に有機ELサブディスプレイが仕込まれており、ボタンを押せばパネル上に時刻や電話機の状態が浮かび上がるのだ。デジタルっぽくした数字、その文字色など、これはモトローラの名機マイクロタックやスタータックのグリーン液晶モデルを彷彿とさせるものだ。モトローラ旧機ファンなら絶対シビレているはずだ。
では、さっそく504iシリーズの特徴を掻い摘みながら、『F504i』ならではポイントをピックアップしてみよう。なお、本来なら504i全機種を使ってから評価するのが筋と考えるが、これから504iシリーズの購入を考えている人も多いであろうからその参考にしていただければという趣旨で速報でお伝えすることにした。
 |

一見フラットな背面パネル。インフォメーションボタンを押すと… |
 |

有機ELのディスプレイが発光する! |
サクサクショック504i?
504iシリーズは、これまで9.6kbpsだったiモードのパケット通信速度を、約3倍である28.8kbpsに引き上げた。つまり同じ容量のファイルをダウンロードするなら、最大3分の1の時間で表示や保存が可能になるのだ。
確かに、これまで見慣れてきたサイトの表示は速く、なかなか快適である。通信速度も速くなってはいるが、端末自体の描画などの実行速度も格段に速くなった。FOMAより速く感じる人も多いと思うが、これは端末の描画が断然速いからだ。噂では504iシリーズのなかでも、とくにPが速いらしい。登場が楽しみだ。
iアプリ容量拡大
従来の503i向けのiアプリでは、JAR(ソフト保存領域)が10KB、スクラッチパッド(データ記憶領域)が10KBとなっていた。504iではそれぞれ30KB、100KBに拡張された。ようやく他の事業者レベルになったか、と誰でも思うのだろうが、NTTドコモの夏野部長の会見(※1)では、「これが理想のサイズ」なのだそうだ。つまり不必要にデータがでかいと、ダウンロードに時間がかかってしまい使いづらいというのだ。通信速度が3倍になったので、iアプリも3倍の大きさにした、だからダウンロードにかかる時間は従来の503iでiアプリをダウンロードするのと変わらないので、使い勝手は今までと同様、ということらしい。
確かに、30KBでどれぐらいのものが動くかというと、少なくとも10年前のテレビゲームはすべてケータイ上で動かせるようになってしまったわけで、その進歩は確かにすごいと納得してしまう。
※1 “ビジネスシヨウ 2002 TOKYO”での、iモード企画部長の夏野剛氏による504iシリーズの記者会見
iアプリ待受画面
これまた、J-フォンに追従しているような機能だが、504iでは待受にもアプリを設定できるようになった。「iモード待受画面」に対応したアプリを待受中に表示できる機能。『F504i』では、なんとぜいたくなことにiアプリ待受用に専用CPUを載せているそうで、アプリと通話・iモード・本体操作などの切り替えが瞬時にできる。
 |

[クリア]ボタンプッシュで瞬時にiアプリ待受画面と本体機能を切り替えることができる。デュアルCPUのなせる技だ |
 |

iアプリ待受画面の設定は簡単。まずは対応アプリを選択。アプリは起動させず、「Menu」をプッシュ |
 |

「待受画面の設定」を選択 |
 |

iアプリ待受画面に「設定する」を選択 |
 |

たとえば、「スーパーカレンジュール」をiアプリ待受画面に設定する。スケジューラー&時計機能が常時画面に表示され、スケジュール入力したいときは瞬時に操作できるのでとても便利 |
Contents...
|