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“mobidec 2003”開幕!――“ケータイコンテンツにリアルとの融合”を啓蒙するNTTドコモ夏野氏

Printable Version 2003年8月28日

from ASCII24
mobidec 2003会場
MCF Mobile Developers Conference 2003の会場となった青山ダイヤモンドホール

携帯電話などモバイル機器のコンテンツ開発者向けカンファレンス“MCF Mobile Developers Conference 2003(mobidec 2003:モビデック)”が、本日と29日の2日間、東京・北青山の青山ダイヤモンドホールで開催されている。主催は民間団体モバイル・コンテンツ・フォーラム(MFC)と(株)翔泳社。参加費用はMCF会員が2万4000円、パートナー(特定雑誌の定期購読者や特定団体会員など)が2万8000円、一般参加者は3万5000円。



MFC事務局長の岸原孝昌氏
MFC事務局長の岸原孝昌氏
夏野 剛氏
NTTドコモのiモード事業本部iモード企画部長の夏野 剛氏

初日のセミナーでは、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)のiモード事業本部iモード企画部長の夏野 剛氏、ノキア・ジャパン(株)のモバイルフォン事業部Forum Nokia代表の大塚孝之氏、(社)日本音楽著作権協会のJASRAC送信部ネットワーク課課長の野方秀樹氏らが壇上に立ち、“iモードの進化系”や“海外コンテンツビジネスの成功例”“音楽コンテンツビジネスにおける著作権の扱い”などの講演を予定している。

最初に主催者を代表して、MFC事務局長の岸原孝昌氏が「このイベントを情報収集とコネクション作りに役立ててほしい。これから出てくるヒットコンテンツが“実はmobidecから生まれた”、というエピソードが出てくることを期待している」と挨拶。続いて最初の登壇者である夏野氏が、今後のiモード戦略と海外展開について説明した。内容には特に目新しい情報(新端末の詳細など)は含まれなかったものの、

  • 505iシリーズが発売開始から3ヵ月でユーザー270万人を突破した
  • iモードユーザー全体では3900万人のユーザーを持ち、年内に4000万人を突破する見込みで、このうち90%以上がアクティブユーザー
  • NTTドコモのJava対応端末は1900万人余りで、Java端末のユーザーは非JAVA端末ユーザーの2倍程度のパケット通信を行なっている
  • 市場規模は月102億円余り、年間1200億円程度の規模で、そのうち約40%が着信メロディーのダウンロードサービスで占められる
  • 有料の公式サイトを1つ以上マイメニュー登録している、積極的にコンテンツに金を支払うユーザーは全体の52%程度で、まだ48%のユーザーに対して市場開拓の余地がある
  • 今年中に505iSを投入するが、これは第2世代携帯電話の集大成で、今後はFOMAに対して新サービスを積極的に導入していくつもり
  • FOMAの新機種も今年中に投入予定で、これは夏野氏自身がプロデュースしている

などと、具体的な数字を挙げながらコンテンツメーカーに積極的な参入・新規開発を促すプレゼンテーションを展開した。特に505iの目玉機能であるカメラについては、「ただキレイな写真が撮れる、というのはマーケティング向けのアピールにしかならない。505iSではバーコード(QRコード)リーダーを全機種に投入し、名刺のバーコードから個人情報を入力できるなど、“リアルとの連動”を積極的に推進しいく。iアプリ側からカメラ機能を呼び出すAPIも用意してあるので、コンテンツメーカーも使い方(アイデア)を提案してほしい」と参加者(アプリ開発関係者)に有効利用を呼びかけた。

一方、欧州でのiモードの展開では、ライバルとなるGSM陣営について、「カラー液晶ディスプレーや着信メロディー、JAVA対応など個々の技術要素は追いついてきているが、大きな違いとして“コーディネーターの不在”が挙げられる」と述べ、NTTドコモの果たしてきた役割を改めてPR。携帯端末の処理能力/通信環境/サーバー、およびユーザーが求めるコンテンツを融合して携帯電話を設計するコーディネーターの役割の重要性を説明するとともに、現在欧州のアクティブユーザーが70万人に達したこと、今後イタリアでもサービスインを控えており、年度内に100万人を突破する見込みであることを紹介した。

(編集部 佐久間康仁)




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