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「今年の秋から来年にかけて3Gが主戦場になる」KDDI高橋氏――“mobidec 2003”より

Printable Version 2003年8月30日

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mobidec 2003会場
KDDI(株)執行役員 ソリューション事業本部 コンテンツ本部長兼コンテンツ企画部長の高橋誠氏

携帯電話などモバイル機器のコンテンツ開発者向けカンファレンス“MCF Mobile Developers Conference 2003(mobidec 2003:モビデック)”が、28日と29日の2日間、東京の青山ダイヤモンドホールで開催された。主催は民間団体モバイル・コンテンツ・フォーラム(MFC)と(株)翔泳社。

2日目のセミナーでは、KDDI(株)執行役員 ソリューション事業本部 コンテンツ本部長兼コンテンツ企画部長の高橋誠氏が“KDDI コンテンツ戦略 2003 -夏-”というタイトルで、2003年度後半の展望について講演を行なった。高橋氏のスピーチの主な内容は以下の通り。



  • 携帯電話の契約数について、4〜6月は、単月の純増シェアが首位であった(純増数とは、その月の新規契約数から解約数を差し引いた数)
  • パケット通信料の割引サービス“パケット割”の導入によって、“EZweb”のパケット通信料が1パケットあたり0.1円になった。その結果、以前と比べてトラフィックが約2〜3倍になった。さらにEZweb向けコンテンツの情報料売上が増えた。例えば2003年6月は、前年同月比11億4200万円増の43億6800万円だった
  • 現在市場に出ているBREW対応携帯電話は、約70万台。秋にBREWの次期バージョンである2.1に対応した端末をリリースするが、主な拡張機能は(1)QVGAサイズの液晶搭載、(2)BREWアプリケーションからのカメラ制御、(3)『MSM6100』チップセットによる高速動作、(4)端末のデータフォルダーとのデータ連携。2004年春の端末からは、すべてBREW対応にする

高橋氏は講演の後半で、今秋開始予定の最大2.4Mbpsの高速通信が可能なCDMA2000 1x規格である“CDMA2000 1x EVDO(Evolution Data Only)”についても言及した。

「今年の秋から来年にかけて、3G(第3世代)携帯電話サービスが主戦場になることは皆さんご存じ(※1)のとおり。我々は既に3Gサービスを開始しているので、今の段階で“PDCか、cdmaか”という恐れを抱く必要がない。すでに提供しているCDMA2000 1xに、CDMA2000 1x EVDOというデータ通信に最適化されたネットワークをくっつけるだけだ」

※1 前日の講演で、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのiモード事業本部iモード企画部長の夏野剛氏が「505iSが、第2世代携帯電話の集大成。今後はFOMAに対して新サービスを積極的に導入していく」という趣旨の発言をしている

「“着うた”(※2)が3Gサービス向けのコンテンツとして受け入れられたので、データ料金を下げることで、もう少し裾野を広げたい。CDMA2000 1x EVDOの料金はまだ決まっていないが、ワイヤレスなので“定額”というのは難しいのかもしれない。だが“準定額”のように、データ通信料は明らかに下がるだろう。一番実現したいのは、ユーザーにちょっとずつ沢山お使いいただける、ということ」

※2 15秒〜30秒程度の歌謡曲(CD音源)をEZwebからダウンロードし、着信音・アラーム音として利用できるサービス

今秋には、「CDMA2000 1xだからできる“提案”」(高橋氏)を発表した上で、CDMA2000 1x EVDOを投入するという。そのほか、EZwebのブランドを見直し、シンボルマークの一新も予定している。

(編集部 伊藤咲子)




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