KDDI、“au design project”による携帯電話『INFOBAR』を発表――赤いストレート形ボディにカラフルなタイル風キーの“NISHIKIGOI”ほか
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2003年10月7日
KDDI(株)と沖縄セルラー電話(株)は6日、プロダクトデザイナーの深澤直人氏デザインによる携帯電話『INFOBAR(インフォバー)』を発表した。KDDIは、「自由なアプローチでこれまでにない魅力とアイデアを備えた携帯電話を提案する」ことを目的に、2001年から国内外のデザイナーと共にデザイン開発事業“au design project”を進めている。これまでは、展示会に出展されるコンセプトモデルにその活動の一端を見ることができたが、同事業発の製品第1弾としてINFOBARが発表された。11月初旬発売予定で、価格はオープンプライス。
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INFOBAR “BUILDING” |
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INFOBAR “NISHIKIGOI” |
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INFOBAR “ICHIMATSU” |
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直線的なフォルムと四角い大きなタイル型の数字キーが印象的 |
INFOBARは、四角い大きなタイル型の数字キーが配置された、ストレート型端末。ボディの素材にはマグネシウム合金を採用し、サイズは幅42×奥行き11×高さ138mm/重さ約87g(バッテリー装着時)。
カラーは、赤のボディに淡い紫色/淡い黄色/赤の数字キーを配置した“NISHIKIGOI(ニシキゴイ)”、黒色のボディに黒と白の数字キーを市松模様のように並べた“ICHIMATSU(イチマツ)”、濃紺のボディに数字キーはシルバーという“BUILDING(ビルディング)”の3タイプ。鮮やかな発色を実現するために、NISHIKIGOIには“マグネシウム高光沢3コート塗装”、ICHIMATSUとBUILDINGには“高輝度2コート塗装”が施されている。
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NISHIKIGOIの背面。アンテナの軸まで赤く塗装されている。また背面上部には、有効31万画素のCCDカメラとモバイルライトが搭載されている |
主なスペックは、メインディスプレーとして約2.0インチのTFT液晶パネル(132×176ドット)を搭載し、本体背面に有効31万画素のCCDカメラとモバイルライトを装備する。CCDカメラは静止画と動画の撮影が可能で、最短50mm程度での接写や、15段階で最大4倍のズーム撮影が行なえる。
auの携帯電話向け機能/サービスとしては、ゲームなどのコンテンツをダウンロードして利用できる“EZアプリ”(BREW)、GPS衛星の位置情報を受信・表示する“EZナビ”、動画コンテンツを再生する“EZムービー”(Sサイズのみ)、動画をメールでやりとりする“ムービーメール”(受信・再生のみ)、15秒〜30秒程度のCD音源を着信メロディーとして利用できる“着うた”などに対応する。
データフォルダの容量は約3MB(または500件)で、BREWデータフォルダーの容量は約1.2MB。メール送信BOXの容量は約100KB(または200件)で、受信BOXの容量は約250KB(または500件)。連続通話時間は約150分で、連続待ち受け時間は約200時間。製造は三洋マルチメディア鳥取(株)。
「携帯電話は時計に代わる新しい装身具」
記者発表会には、INFOBARのデザインを担当した深澤氏が出席した。深澤氏は1980年多摩美術大学立体デザイン科を卒業後、セイコーエプソン(株)や製品開発デザインコンサルティング業の米IDEO社を経て、2002年11月に独立。au design project以外の最近の活動としては、今年9月に発表された(株)タカラと(株)ダイヤモンド社が立ち上げた家電/雑貨ブランド“±0(プラスマイナスゼロ)”のデザインディレクションを手掛けている。
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INFOBARのデザインを担当した深澤氏 |
深沢氏はau design project発足当時を振り返り、一般的に携帯電話のデザインはメーカー主導でなされるが、キャリア主導ということで、「これは何か新しいことが起きるのではないかと、興味津々で参加した」という。携帯電話のデザインについて深沢氏は、「身に付けるスタイルとしては、長い歴史として時計があるが、携帯電話はそれに代わる新しい装身具になると感じている。しかし、それにしてはどうも、携帯電話の技術的な形が表に出すぎている。そのようなことから、今後はデザインというものにユーザーが興味を持つのではないか」と考察する。
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2001年5月の“ビジネスシヨウ2001”に展示されていた、INFOBARの前身にあたるコンセプトモデル |
INFOBARは、直線的なフォルムのストレート形に四角い大きなタイル型のキーが配置されているデザインを採用するが、その狙いについて「ユーザーには、“皆と同じ(機能の)携帯電話を持ちたいけれど、自分は違う(デザインの)携帯電話を持ちたい”という矛盾した心理があると仮定し、(INFOBARのデザインをするにあたっては)全体に共通したプラットフォームを持とう、その中で個性を出せるフレキシビリティを出そうと考えた。今までは人間工学上、キーを見ながら操作するということが重要であったが、携帯電話の場合、日本のユーザーはタッチタイピングに慣れているので、グラフィック的な要素よりも、触るという感覚に重きを置いていいのではないかと考えた」と語った。
中でも一番カラフルなNISHIKIGOIについては、「柄をレイアウトしていったところ、デザインが錦鯉に似ているということで、自然な流れでそういう名前になった。女性とか子供とかにも合ったデザインではないかと思う」という。深澤氏は、「au design projectは今後も続いていくと思うが、ユーザーが持っている期待を形にしていきたい」と締め括った。
(携帯24編集部)
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