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【特別企画】遠藤諭のケータイ出たとこレポート――Nokia 6650+ボーダフォンUSIMカードやってみる

Printable Version 2003年11月17日

仕事で海外といえば、米国とアジアがほとんどの私だが、去る10月、トルコ出張というのが飛び込んできた。そこで、いまが旬のワールドワイドで使える3G携帯を持ち出して使ってみることにしたのだった。

トルコ風景
快晴のトルコ・イスタンブール。10月の平均気温は16度


国内では3G、海外ではGSMで確実動作

今回、持って行ったのはノキア・ジャパン(株)からお借りした『Nokia 6650』。これに、やはりボーダフォン(株)からお借りした3Gのボーダフォングローバルスタンダードカード(USIM)の組み合わせ。

海外では、一見普通の携帯電話がパカッと開くとQWERTYのキーボードになってしまう“Nokia 6800”シリーズや、携帯+ゲーム機で人気急上昇中の『Nokia N-Gage』など注目の端末を多数発売している同社だが、国内で久々にノキアらしい端末として登場したのが6650。

Nokia 6650は、いかにもノキアの顔をした端末が欲しかった向きには、注目のモデルではなかろうか? デュアルモードの内容は、国内では3GのW-CDMA携帯、海外ではGSM(900、1800MHzの周波数に対応)で、北米では使えないが、今回のようなヨーロッパからアジア方面ではローミングして使えるというもの。なお、背面のカメラは約32万画素のVGAサイズ記録で、動画再生などもサポートしたハイスペック端末である。

Nokia 6650
Nokia 6650は、いかにもノキアの顔をした端末が欲しかった向きには、注目のモデルではなかろうか?

さっそく、ボーダフォンのUSIMカードを挿入して、準備完了である。ちなみに、ボーダフォンの国際ローミングサービスを使うには、3つの方法がある。第1には、W-CDMAとGSM両対応端末を買う。第2が、USIMカードと海外専用のGSM端末を買って使う。そして第3が、USIMカードだけを買うというパターン。今回は、第3のパターンでUSIMカードだけを用意して、Nokia 6650に入れて使おうというわけだ。

USIMカードを挿入
さっそく、ボーダフォンのUSIMカードを挿入して、準備完了

さて、今回のトルコ行きは、途中英国のヒースロー空港でトランジット。さっそく、Nokia 6650の電源を入れるとシッカリ“vodafone UK”のローミングの文字が出た。ついでに、香港で買ったOrangeグループの国際ローミングSIMカードを突っ込んだ米モトローラ社の『T190』の電源も入れてみると、こちらは本社英国のOrange社の表示が出て、2段とも“Orange”の文字になった。ああ、やっぱりGSMの世界って本当に世界中どこでも繋がっているなぁと感じさせる。

Nokia 6650に“vodafone UK”のローミングの文字が
Nokia 6650に“vodafone UK”のローミングの文字が表示された
T190には“Orange”の文字が
T190には“Orange”の文字が浮かぶ

ところで、ヒースロー空港の電気店でちょっと面白いものを見かけた。なんだかセミの抜け殻みたいな、携帯の形をしたプラスチックケースである。一体なんだろうと店員に聞くと、『Nokia 5140』というスポーツ仕様の携帯の交換外側だという。ヨーロッパの携帯ではもはや珍しくない、純正の本体交換ケースなのだが、デジタル方位磁石やフィットネス・コーチ機能もある端末だそうで、交換ケースもスポーツ仕様の耐衝撃性のものになっていたわけだ。ホント、携帯本体のレゾリューション(表示解像度)は日本ではどんどん向上しているけど、使い方の提案はヨーロッパ勢が断然進んでいる。ちなみに、某所でN-Gageが日本で発売予定と書かれていたそうだが、いまのところ日本で発売の計画はないとのこと(残念)。

Nokia 5140の交換外側
Nokia 5140の交換外側

現地(イスタンブール)に到着すると、すでに夜。明日からはスケジュールがギッシリ詰まっているため、軽く夜の街に出てみる。すると、ちょうどラマダンが始まった日なのだが、夜中の1時を回っているのにCDショップやレストランが煌々と電気を点けてやっている。パソコンショップもそれなりにあって、聞いたところでインターネットカフェも結構あるそうだ。

深夜の市街地その1
夜中の1時を回っているのにCDショップやレストランが煌々と電気を点けてやっている
深夜の市街地その2
イスタンブールのインターネットカフェ

さっそく、Nokia 6650の電源を入れてみると“TELSIM GSM”とローミングのサービス名が表示されている。調べてみると、トルコには、IS-TIM、TELSIM、Aycell、Turkcellの4つのキャリアがあるようだ。

Nokia 6650に“TELSIM GSM”の文字が表示された
Nokia 6650に“TELSIM GSM”の文字が表示された

ホテルに戻ってあらためて端末を見るとメールが届いていた。まずは、Turkcellというキャリアからのウェルカム・メッセージ。そして、もう1通はボーダフォン(日本)からのメールだった。なんとローミング中は“151”にダイヤルすれば日本語で相談が受けられるとのこと。

Turkcellからのウェルカム・メッセージ
Turkcellからのウェルカム・メッセージ
ボーダフォン(日本)からのメール
ボーダフォン(日本)からのメール

今回は、実際に試すことができなかったが、Nokia 6650は、BluetoothやIrDA、さらには別売のUSBケーブルを使って、パソコンとのデータ連携やダイヤルアップ接続ができるというのが大きな特徴。ダイヤルアップ接続はW-CDMAの64kbps通信やGPRSをサポートしていないので、必ずしもバシバシ使い切るという感じにはらないが、PCやPDAと端末をバラバラの状態で通信できるというのはよいだろう。

Nokia 6650は、日本では「オヤッ!」と思わせる独特のデザインに、PDAライクな使い方を提案するデータ管理ソフト『PC Suite』(現在ベータ版を無償配布中 )も用意されていて、ちょっとステータスで大人の国際ビジネスを指向する携帯である。

おまけ画像その1
おまけ画像その1! トルコ名物はベリーダンスの衣装。旧市街はグランドバザールで売ってました(浅草で派手なステージ衣装売ってる感じと一緒でしょうか)
おまけ画像その2
おまけ画像その2! トルコは甘栗の西端なのか? と思って撮影した写真。頼んだらオヤジはポーズを取ってくれたけど、ちょっぴり焦げっぽい味でした


(遠藤 諭)




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