【特別企画】引っ越し先でケータイの機種変更はできる?
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2004年3月14日
かつて、携帯電話の機種変更は契約地域で行なうことが原則だった。しかし、ボーダフォンやauグループなど、地域会社の合併が進んだ今、引越しなどで契約地域外に行なった場合の手続きはどうなのだろうか。
ボーダフォンが全国対応に
携帯電話事業者グループで唯一、日本全国を1社でサービス提供しているボーダフォン(株)は、2月に、契約地域に関係なく、各地で機種変更などのアフターサービスが受けられるアフターサービスを開始した。
同社は、1999年10月に全国のデジタルホン3社/デジタルツーカー6社が“ジェイフォン(J-フォン)”に社名を変更し、2000年10月のグループ再編で東日本/東海/西日本の3事業会社体制になり、さらに2001年11月に3社が合併して全国1社体制になったという経緯がある。このため、契約地域ごとに提供サービスや販売される機種や仕様が異なっており、例えば東京で契約した回線を大阪で機種変更することもできなかった。
それが今年2月からは全国各地で契約地域外の回線の機種変更を受け付けできるように変更された。対応できる店舗は専売店の『ボーダフォンショップ』に限られ、一般の量販店などでは受け付けできない。販売価格は、契約地域ではなく、機種変更の手続きを行なった地域の方式に沿って決められる。前出の例だと、東京契約の回線であっても、大阪のボーダフォンショップで機種変更を行なった場合は、大阪契約回線と同様の販売価格となる。
今回の地域外契約の機種変更が可能になったことについて、現在のところボーダフォンは一般向けに告知していない。店頭で地域外の機種変更手続が浸透した段階で段階的に告知を行なっていくという。
ドコモ、auはすでに全国の窓口で対応
なお、全国を9社でサービス提供を行なっているエヌ・ティ・ティ・ドコモグループや、KDDI(株)と沖縄セルラー電話(株)の2社でサービスを行なっているauでは、すでに契約地域や契約会社にかわらず、全国で機種変更やアフターサービスを行なう手続きが整っている。
(株)ツーカーセルラー東京、(株)ツーカーセルラー東海、(株)ツーカーホン関西の3社でグループ展開をしているツーカーグループは、ツーカーセルラー東京のみ、同社のウェブサイトを通じて全国どこからでも機種変更が可能になる。修理については、東名阪の3社のいずれの窓口でも対応できるという。
サービスの全国統一はまだ
今回のように、ボーダフォンの機種変更が全国で可能になったが、サービスの全国統一はまだまだだ。
ボーダフォンでは家族で複数の回線を所有する場合の割引サービスがあるが、契約地域が異なる場合には利用できない。たとえば、単身赴任先で契約した携帯電話と実家の家族とでは、家族割引が組めないのだ。さらに、同じボーダフォンであっても契約地域を移管すれば電話番号が変わってしまう。NTTドコモやauは同グループであれば、地域や会社が異なっても割引サービスの適用ができるようになっている。
また、auは契約地域に応じて料金プランや課金方法が異なっている。東京と東海地域以外ではcdma方式に従量制プランがあることや、通話料込みプランの課金単位も異なっている。昨年末にサービスが始まった“CDMA 1X WIN”においてやっと全国統一が図られた。
春の転居シーズンを迎え、遠距離に転居する可能性のあるユーザーは、移転前に転居先でのアフターサービス状況などを確認したほうがよさそうだ。
(永島和夫/協力:全国携帯電話価格情報 関西地区調査者)
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