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【Nokia Connection Vol.1】ノキア、PDAタイプの3G携帯電話『Nokia 6630』を発表

Printable Version 2004年6月16日

フィンランドのノキア(Nokia)社は、本社のあるヘルシンキで14日(現地時間)、“Nokia Connection”(ノキア・コネクション)というプレス向けイベントを開催、PDA型の3G(W-CDMA)対応の携帯電話『Nokia 6630』や、折り畳み式のGSM携帯電話2機種など、新製品のラインナップを発表した。

ヨルマ・オリラ(Jorma Ollila)会長兼CEO
ヨルマ・オリラ(Jorma Ollila)会長兼CEO
Old Cable Factory
ブレス発表の会場となった、オールド・ケーブル・ファクトリー(Old Cable Factory)。ノキアが携帯電話事業に乗り出す以前の1970年代まで、ノキアが電線などを製造する工場として使用していた。現在はヘルシンキ市が買い取り、レストランやイベント会場のある複合商業施設として使用されている。今回の発表会は、シンガポールとヘルシンキで行なわれた。ヘルシンキには、ヨーロッパ、北米、 南米、アジアの各国から200人を超えるメディア関係者が集まった

同社の推計で、今年1〜3月の世界の携帯電話の出荷台数は1億4100万台。うち、ノキアは4470万台を出荷し、ワールドワイドでのシェアは32%だったという。現在、携帯電話のユーザー数は、世界で1日あたり約80万人増加しており、2007年には20億人に達すると試算している。

また、2004年は、3G市場の転換点となる年と見ており、今年末までには世界で60の3G商用サービスが開始される予定という。また、会長兼CEO(最高経営責任者)のヨルマ・オリラ(Jorma Ollila)氏は、日本の3G市場について「9月以降、3G携帯電話の需要はいっそう強くなると見ている。新製品の3G携帯電話Nokia 6630は、日本でも発売するが、その販売状況は世界中が注目している」と新製品にかける意気込みを語った。



PDA型3G携帯電話『Nokia 6630』

Nokia 6630は、ヨーロッパと日本の市場をターゲットにした、W-CDMA/EDGE/GSM(900/1800/1900MHz)対応のPDA型携帯電話。W-CDMAネットワークを使用した場合のデータ通信速度は、ダウンロート時最大384kbps、アップロード時最大128kbps。ディスプレーの部分は縦長の長方形、キーの部分は円形の手になじみやすいデザインを採用する。本体背面のカメラを使用して、他の3G携帯電話にテレビ電話をかけることができるが、相手の顔を見ながら通話するには、テレビ電話用のクレードル『Nokia Video Call Stand』(価格や発売時期は未定)が必要。また、MP3再生機能と米リアルネットワークス社のストリーミングソフト『RealOne Player』によるビデオ再生機能を搭載するが、サービス等の詳細については未定。

本体正面
ディスプレーの部分は縦長の長方形、キーの部分は円形の手になじみやすいデザイン
本体背面
有効123万画素のデジタルカメラを搭載。6倍デジタルズーム。静止画のほかに、動画(詳細未公表)も撮影可能

176×208ドットのTFT液晶パネルと、有効123万画素のCMOSカメラを搭載する。カメラは6倍デジタルズームに対応し、最大撮影サイズは1280×960ドット。動画撮影にも対応する(詳細は現時点で未公表)。10MBのメモリーを搭載し、外部記録メディアとして64MBまでのマルチメディアカード(MMC)に対応する。

Symbian OSのSeries 60を搭載。ウェブブラウザーはWML(Wireless Markup Language)、xHTMLとHTMLに対応している。パソコンとの連携は、専用のUSBケーブル(USB 2.0対応)のほか、Bluetooth 1.1による通信も可能。サイズは幅60mm×奥行き20.6mm×高さ110mmで、重さは127g。ヨーロッパでの発売は10〜12月を予定しており、日本でも同時期に発売する見込み。本体価格は、500ユーロ(6万5000円)前後となる見通し。

関連製品として、折り畳み式のQWERTYキーボード『Nokia Wireless Keyboard』を発売する。ブルートゥース通信機能を搭載し、Symbioan OS(Series 60)搭載のノキア用携帯電話製品で使用可能。単4電池2本で約50時間使用できる。使用時のサイズは幅262mm×奥行き13mm×高さ87mm、折り畳み時のサイズは、幅133×奥行き19mm×高さ87mm。重さは190g。発売時期は10〜12月、価格は135ユーロ(1万7550円)程度を見込んでいる。英語を始めとするヨーロッパの言語対応のキーボードの発売は予定されているが、日本語キーボードについては未定。

日本語版
Nokia 6630(日本語版)
右側面
MMC用のスロットを開いたところ。内蔵メモリは10MB
本体上部
本体上部には、スピーカーが搭載されている。MP3プレーヤーとしても使用できるほか、リアルプレイヤーによるストリーミング再生機能もある
テレビ電話用のクレードル『Nokia Video Call Stand』
本体背面のカメラを使用して、他の3G携帯電話にテレビ電話をかけることができるが、相手の顔を見ながら通話するにはテレビ電話用のクレードル『Nokia Video Call Stand』が必要。
テレビ電話のデモ
テレビ電話のデモ。左上の小さい画面に自分の顔が映る。携帯電話本体のスピーカーを利用すれば、ヘッドセットなしでもテレビ電話による通話が可能
QWERTYキーボード『Nokia Wireless Keyboard』
折り畳み式のQWERTYキーボード『Nokia Wireless Keyboard』。Bluetooth通信機能を搭載し、Symbioan OS(Series 60)搭載のノキア用携帯電話製品で使用可能
キーボードを折り畳んだところ
キーボードを折り畳んだところ。単4電池2本で、約50時間使用できる

(安藤 怜)




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