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【ワイヤレスジャパン2005 Vol.4】KDDI、au携帯電話向けのSIMカード『au ICカード』を発表

Printable Version 2005年7月13日

from ASCII24
自動改札機を使ったモバイルSuicaのデモ
自動改札機を使ったモバイルSuicaのデモ

KDDI(株)のブースは、“au”ブランド向けの携帯電話向けのSIMカード『au ICカード』を発表し、注目を集めた。また、先日発表された非接触型ICカード“FeliCa(フェリカ)”内蔵の携帯電話『W32S』『W32H』と、この2機種の“モバイルSuica”対応を大きくアピールしている。



au ICカード
au ICカード。au ICカードはクレジットカード大のカードで販売されるが、カード本体はSDカード大(端子とその周辺部)で、切り離して携帯電話内に挿入する

au ICカードは、ユーザーの契約情報を識別する小型ICカードで、内蔵メモリーに電話番号などの通信接続情報、GSMネットワークへの接続情報、PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵暗号基盤)の暗証番号を記録する。au ICカードは挿し換えることによって複数の携帯電話で利用でき、さらにGSM携帯電話へ入れ替えることで同社の新しい海外ローミング通話サービス“GLOBAL EXPERT”を利用して、世界160ヵ国でいつもの電話番号で通話可能となる。

また、電子認証サービス“Security Pass”が合わせて発表された。これは、EZwebやEZアプリの利用時にサーバーとの通信する際に、その通信が特定の契約をしたau ICカードが挿入された携帯電話であるむねを証明する電子証明書“au証明書”を、KDDI/沖縄セルラー電話が発行するというもの。au ICカードを挿入した携帯電話と、Security Passに対応するサイトとの間でau証明書をやり取りすることで、より安全なSSLクライアント認証を行なうことが可能になるほか、ユーザーはIDやパスワードの入力の手間が省ける。KDDIは、コンテンツプロバイダーによるモバイルショッピングやモバイルバンキングでの利用に加え、企業のイントラネットへのアクセスなどでの利用を想定している。

au ICカード対応の携帯電話は、本年9月発売予定のW32SとW32Hが第1号になる。今後は第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”の端末で順次対応機種を広げ、ゆくゆくはCDMA 1X WINの全機種で対応したいという。

新モデルとしては、CDMA 1X WINと“CDMA 1X”のauの新製品が並べられ、特に耐水・耐衝撃のカシオ計算機(株)製『G'zOne TYPE-R』や、TVチューナーやステレオ音楽再生機能を内蔵する三洋電機(株)製の“AVケータイ”『W32SA』が大きくアピールされていた。

G'zOne TYPE-R
G'zOne TYPE-R
W32SA
W32SA
G'zOne TYPE-RとW32SA
愛・MATE
愛知万博で導入されたワイヤレス情報端末『愛・MATE』。CDMA 1X WINに対応するほか、Blurtooth 1.2通信機能、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を搭載し、愛知万博のスタッフの連絡用端末や視覚障害者向けガイド端末などとして利用されている。ウェブブラウザー機能により、万博イントラネットを閲覧できるほか、μ-chip(ミューチップ)リーダー機能によって入場券に内蔵されたミューチップの情報の読み取りに利用される

デバイス/ソリューション系の展示では、やはり注目なのが携帯電話用燃料電池の開発であり、KDDIでは(株)日立製作所や(株)東芝と共同で開発している。音楽配信や動画再生など消費電力が増大し続ける携帯電話にとって、電池容量の増加が最大のネックとなっているだけに期待されるところである。

日立製作所の燃料電池充電器タイプ
日立製作所の燃料電池充電器タイプ
東芝の燃料電池内蔵携帯電話
東芝の燃料電池内蔵携帯電話
KDDIでは(株)日立製作所や(株)東芝と共同で、携帯電話用の燃料電池を開発している。携帯電話用の燃料電池は、メタノールカートリッジさえあれば長時間の利用が可能。従来の携帯電話の約5倍の電力容量を維持しつつ携帯電話内に収めることが目標となっているが、イメージモックアップでもかなり大きめ(かつ放熱用の小穴が多数設けられている)など、現状の携帯電話なみのサイズに収めるのは難しいようだ


(行正和義)




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