NTTドコモ、携帯電話機『FOMAらくらくホンII』を発表――使いやすさ、安心/安全、健康がキーワード
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2005年8月9日
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは9日、第3世代携帯電話サービスFOMAに対応する携帯電話機として『FOMAらくらくホンII』を発表した。“らくらくホン”は、すべての人にとって使いやすい“ユニバーサルデザイン”を目指して企画開発されているシリーズで、『P601es』(1999年10月発売)以来、今回の端末を含め6機種が製品化されている。FOMAらくらくホンIIの製造は富士通(株)。発売は19日で、価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は2万円台前半。
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FOMAらくらくホンII。左から、ホワイト、ピンク、ネイビーブルー。昨年7月に発表された『FOMAらくらくホン』の後継にあたり、NTTドコモが“ソフトスロープデザイン”と呼ぶ丸みをおびた筐体や、液晶画面の下に配置した3つのショートカットキー“ワンタッチダイヤルボタン”など、基本的なデザインは前機種を踏襲している |
らくらくホンシリーズの2005年7月末までの累計販売台数は約553万台で、現在400万人弱の契約者を抱えおり、NTTドコモは“らくらくホン”ブランドが中高齢者を中心に幅広く浸透したと受け止めている。ほぼ毎年1台のペースで新機種を発売しているが、同社プロダクト部 第三商品企画担当部長の中村吉伸氏によれば今回のFOMAらくらくホンIIは、中高齢者が携帯電話機や生活全般に対して持っている3つのニーズ“使いやすさ”“安心/安全”“健康”をキーワードに製品化したという。
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歴代のらくらくホン(上段はmova、下段はFOMA対応機種)。機種変更で操作方法が変わると困るので、現行機種を長く使いたいというユーザーも多いはず。「初代のらくらくホンを使っている方もいるが、対応する通信サービスが終了しない限り、大切に使えばハードウェア自体は長く使える」(広報部)という。電池パックの寿命(目安)は約1年で、修理用の部材を確保している期間は機種によって異なるとのことだ |
中村氏が挙げたFOMAらくらくホンIIの“6つのポイント”と、そのポイントに関連する機能は以下のとおり。
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受話音声の聞きやすさ
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相手の声の高音域を強調して聞き取りやすくする音声強調機能“はっきりボイス”に加えて、話速変換機能“ゆっくりボイス”を新たに搭載する。ゆっくりボイス機能は、会話の速さを文節単位で実際よりも約0.7倍遅くし、遅延は無音部分で吸収する
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操作の分かりやすさ
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次に押すべきボタンを光の点滅で知らせる“光ナビゲーション”機能を強化。従来機種では音声通話/テレビ電話の着信時に通話ボタンないしテレビ電話ボタンが点滅するだけだったが、新機種ではデジタルカメラの起動時にシャッターキー(決定キー)が点滅するなど、適応範囲が広がった。また、画像や文字で操作をサポートする“見たままガイド”に加え、メニュー操作時に携帯電話の分かりにくい用語などを解説するガイド機能“ワンタッチガイド”を搭載した
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見やすさ
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従来機種の液晶パネルは全透過型だったが、新機種では半透過型反射式を採用し、日中の屋外での視認性が向上したという(液晶パネルの輝度や視野角等は非公開)
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使いやすさ
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ボタンの押しやすさや握りやすさに配慮したという本体の“ソフトスロープデザイン”、液晶画面の下に配置した3つのショートカットキー“ワンタッチダイヤルボタン”など、基本的なデザインは従来機種のものを踏襲している
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安心・安全
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数字キーの背面にアラームスイッチを搭載し、約80dBのアラームが鳴る
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健康
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FOMA対応のらくらくホンとしては初めて、歩数計機能を搭載する。あらかじめ設定すれば、1日の歩数記録を家族等にメールで自動的に知らせることもできる
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次に押すべきボタンを光の点滅で知らせる光ナビゲーション機能。写真は動画撮影機能を起動したところで、オレンジ色に光る決定キーを押せば、録画が始まる。ちなみにFOMAらくらくホンIIで外部記録メディアは使えない |
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数字キー背面のアラームスイッチ。アラーム機能の誤動作を防ぐため、スイッチ中央のオレンジ色のボタンを押しながらスライドしなければONにならない仕掛けになっている |
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歩数計機能を搭載。今日何歩あるいたか、端末を閉じたままサブディスプレーでも確認できる |
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本体右側面には、音声読み上げ機能が起動する読み上げボタンと、カメラ機能が起動するカメラボタンを搭載する |
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着信履歴の画面で、端末の右ソフトキーを押す |
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着信履歴の説明画面 |
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メニュー操作時に携帯電話の分かりにくい用語などを解説するワンタッチガイド機能を搭載する。例えば写真のように着信履歴の画面で右ソフトキーを押すと、着信履歴の説明が表示される |
そのほか、音声読み上げ機能が強化され、メールだけでなくすべてのメニューの読み上げにも対応した。また文字を入力するたびに1文字ずつ読み上げるようになったほか、肉声韻律合成技術により読み上げる音声が従来機よりも肉声に近く自然になったという。
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音声読み上げ機能は、入力した1文字ごとに読み上げるようになった。例えば「夏」と入力したい場合、「な」と入力すれば「な」と、「つ」と入力すれば「つ」と、その都度読み上げる |
メインディスプレーとして約2.4インチの半透過型TFT液晶パネル(240×320ドット/6万5536色表示)を、サブディスプレーとして約1.2インチのSTNモノクロ液晶ディスプレー(60×120ドット)を搭載する。カメラ機能として有効32万画素CMOSセンサーを内蔵するほか、TV電話向けに有効11万画素CMOSセンサーをメインディスプレーの下に配置する。TV電話は、FOMAらくらくホンIIの画面に表示される画像に対する自動画質補正機能を搭載する。Javaアプリケーションの“iアプリ”や“iモードFeliCa”サービスには対応しない。本体のサイズは幅51×奥行き23×高さ107mmで、重さは約122g。
らくらくホンユーザーのためのiモードメニュー画面を用意
同社は、FOMAらくらくホンIIの発売にあわせ、FOMAらくらくホンII専用のiモードポータルサイト“らくらくiメニュー”を開設する。らくらくiメニューでは、らくらくホンシリーズからのアクセスが特に多いという“天気/新聞/スポーツ”“証券/株式情報”“着信メロディ”など5分野の29サイトが、専用コンテンツを用意する。各サイトは、通常のコンテンツに比べて、ローマ字表記をカタカナ表記にしたり、電話によるサポート窓口を設けたりするなど、iモードの初心者に向けて使い勝手に関する工夫がなされている。
らくらくiメニューは、らくらくホンの利用者が最も利用するであろうメニュー(上記5分野のサイトインデックス/迷惑メール対策情報など)へのリンクが、トップページに設けられており、通常のポータルサイト“iメニュー”よりも少ない手数でそれらの情報を得ることができる。らくらくiメニューには、通常のiメニューサイトへのリンクも設けられている。以前のらくらくホンシリーズの機種かららくらくiメニューを利用したい場合は、19日以降に通常のiメニューにアクセスすれば、トップページにらくらくiメニューへのリンクが設けられているという。
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らくらくiメニューのトップページ。“天気/新聞/スポーツ”など5分野29サイトであれば、目的のサイトまで、通常のiメニューよりも少ない手数でアクセスできる。 |
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(株)三愛・ギガネットワークスカンパニーが運営する着信メロディ配信サイトの“着信メロディ GIGA”より。らくらくホンのユーザー向けに、1960/1970年代の歌謡曲特集を行なっている |
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なお、中村氏によれば、8月末にFOMAらくらくホンIIや今月発売された『DOLCE(ドルチェ)』のように「使いやすさを追及した携帯電話機」の新機種を発表する予定があるという。
FOMAらくらくホンIIの主なスペック
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ディスプレー
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メイン:約2.4インチ半透過型TFT液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)
最大表示文字数64字(8文字×8行)
サブ:約1.2インチSTNモノクロ液晶ディスプレー(60×120ドット)
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カメラ
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メイン:有効32万画素CMOSセンサー
サブ:有効11万画素CMOSセンサー
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連続通話時間
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音声通話時:約165分
テレビ通話時:約105分
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連続待受時間
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約470時間(静止時)
約345時間(移動時)
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本体サイズ/重さ
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幅51×奥行き23×高さ107mm/約122g
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本体カラー
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ホワイト、ピンク、ネイビーブルー
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発売時期
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8月19日
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価格
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オープンプライス(編集部予想実売価格は2万円台前半)
(編集部 伊藤咲子)
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