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【CEATEC JAPAN 2005レポート Vol.14】KDDI、燃料電池で動く携帯電話機を展示

Printable Version 2005年10月5日

from ASCII24

KDDI(株)のブースでは、モバイル機器向け地上デジタルテレビ放送“ワンセグ”に対応した端末『W33SA』や燃料電池内蔵携帯電話機のほか、未発売の4機種を含めた最新の携帯電話機とサービスをずらりと並べた。W33SAは三洋電機(株)が製造する端末で、9月に発表されている。

W33SA
W33SA

“ワンセグ”対応の『W33SA』をデモ

モバイル機器向け地上デジタルテレビ放送“ワンセグ”に対応した端末W33SAは、会場内で各放送局提供の番組を実際に放送し、端末で受信するというデモを行なっていた。

W33SA
W33SA。ボタン配置などはauの三洋電機製端末とほぼ同じ。2軸ヒンジによりディスプレー部が回転するのが特徴
W33SA
CEATEC向けに日本テレビ放送網(株)が用意したワンセグ放送のデモ。通常のニュース放送のほか、下部では文字で天気や交通情報を閲覧できる。店舗紹介などでは、位置情報サービス“EZナビウォーク”と連携することも可能だ

W33SAでのワンセグ視聴時間は、開発中のため正確な値ではないが、アナログ放送の視聴時間の2倍以上にあたる2時間以上にはなる見込みとのこと。W33SAのワンセグ視聴用プレーヤーは、現在発売中の地上波アナログ放送に対応するW32SAと同じくEZアプリ(BREW)で開発されている。W33SAという型番は開発初期に付けられたもので、ワンセグ対応携帯電話機を実際に発売する場合は、また別の型番の端末になるのではないかとのことだ。

燃料電池を内蔵した携帯電話機を展示

9月にKDDIが(株)東芝や(株)日立製作所と共同で燃料電池搭載の携帯電話機を試作したと発表したが、会場では燃料電池を内蔵した試作機のデモが行なわれていた。実際に手にとってさわることも可能だ。実用商品化は未定だが、KDDIのパネル展示によると航空機への燃料持込みの規制緩和が2007年頃と見込まれているので、それ以降になると思われる。

KDDIと日立製作所の共同開発機
KDDIと日立製作所の共同開発機
KDDIと東芝の共同開発機。一番左は燃料注入用のカートリッジ
KDDIと東芝の共同開発機。一番左は燃料注入用のカートリッジ

日立製作所との共同開発による燃料電池内蔵携帯電話は、日立製作所の最新端末『W32H』をベースとしており、サブディスプレーが搭載されていないほかはベースとなるW32Hと同じ機能を持っている。6ccの燃料が入ったペン型のカートリッジから、3ccの燃料を充填することで、標準のリチウムイオン充電池1個分の動作が可能となる。燃料は濃度60%以下のメタノール水溶液だ。

ペン型の燃料カートリッジで燃料を注入する
ペン型の燃料カートリッジで燃料を注入する
ベースとなったW32Hと比較。サブディスプレーは搭載されていない
ベースとなったW32Hと比較。サブディスプレーは搭載されていない
W32Hの厚さは25mmで、燃料電池内蔵型はそれの約5mm増しという
W32Hと厚みを比較。W32Hの厚さは25mmで、燃料電池内蔵型はそれの約5mm増しという
右側の燃料電池内蔵の携帯電話は実際に動作する。ベースとなるW32HとならべてFlashアニメーションを表示させてみた
右側の燃料電池内蔵の携帯電話は実際に動作する。ベースとなるW32HとならべてFlashアニメーションを表示させてみた

東芝との共同開発による燃料電池内蔵携帯電話は東芝の『A5509T』をベースとしている。7ccの燃料を充填でき、内蔵のリチウムイオン充電池2.5個ぶんの動作が可能だ。また、“近未来モデル”として、今回展示した携帯電話機よりも小型化しつつ、出力を約3倍の1Wまで引き上げたスペックのモックアップも展示していた。

近未来の燃料電池端末モックアップとその仕様
近未来の燃料電池端末モックアップとその仕様
実際に動作させてみた。表示中の画面は待ち受け状態
実際に動作させてみた。表示中の画面は待ち受け状態
底面の厚みが燃料電池
底面の厚みが燃料電池
底面には多くのスリットを配置。手を近づけていると燃料電池から排出される水分により湿気が感じられる
底面には多くのスリットを配置。手を近づけていると燃料電池から排出される水分により湿気が感じられる


『A5514SA』ほか発売間近の最新機種を展示

また、10月以降に順次発売となる新機種についても展示が行なわれていた。海外での利用に対応したグローバルパスポート端末『A5514SA』、画面の見やすさとボタンの押しやすさにこだわった『A5516T』、 通話機能に特化した携帯電話『簡単ケータイS』、画面の見やすさや使いやすさ、キーの配色などに工夫が加えられた『簡単ケータイ A5517T』を実際に触って試すことができる。

A5514SA
A5514SA
海外でも通話やEZwebを利用できるグローバルパスポートに対応した三洋電機製のA5514SA。10月中旬発売予定。写真は“サニーシルバー”
A5514SA
こちらは“アクアティックブルー”
A5514SA
突起がなく、顔にフィットする“スムーススタイル”デザインを採用
A5514SA
開いた状態。大きく凹凸のある、ほぼ真四角のキーがタイル状に敷き詰められている
A5514SA
A5514SA
ヒンジ部は独特の機構を採用し、数字キー部/ディスプレー部に収まるデザインで折り畳んでも飛び出ない
A5516T
A5517T
画面の見やすさやキーの押しやすさなど使いやすさにこだわったという東芝のA5516T。10月上旬発売予定
A5517T
見やすさとシンプルな使いやすさを追求したというメニュー“スマートモード”を搭載
簡単ケータイS
簡単ケータイS A101K
通話専用のシンプルな携帯電話機、京セラ(株)の『簡単ケータイS A101K』。10月中旬発売予定
簡単ケータイS A101K
背面には呼び出し音量調整用のダイヤルを搭載。音量を“なし”に設定すればマナーモードとなる
簡単ケータイ A5517T
簡単ケータイA5517T
画面の見やすさやキーの押しやすさなど使いやすさにこだわったという東芝の簡単ケータイA5517T。10月上旬発売予定
簡単ケータイA5517T
キーの文字表示はコントラストが高く見やすい。1〜3のダイヤルキーを長押しすることで、あらかじめ登録した相手に電話をかけることもできる
お詫びと訂正:本稿掲載当初、一部機種の型番および写真説明に誤りがありました。正しくは上記のとおりです。ここにお詫びし、訂正いたします。(2005年9月16日)

(島 徹)




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