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「iモードやEZWebのビジネスモデルは根底から覆される」――新機種発表会で孫氏が語る

Printable Version 2006年09月28日

from ASCII24

ボーダフォン(株)は28日、秋冬商戦向けの携帯電話機を発表した。これに伴い、新製品発表会を東京・赤坂のホテルオークラ東京で開催。同社代表取締役社長である孫 正義氏が登壇し、説明を行なった。ここではその模様をレポートする。なお、発表された機種やサービスの概要はこちらをご覧いただきたい

孫 正義氏
ボーダフォン代表取締役社長の孫 正義氏

同社が抱える4つの課題

孫氏はまず、現在同社が抱える4つの課題(3Gネットワークの増強、社名変更に伴う営業体制、携帯電話機のラインナップ、サービスとコンテンツの強化)を上げ、それらについての取り組みを説明した。

まず、つながりにくいと言われる3Gネットワークについて、今年の初めに2万局を切っていた基地局数は、今年度末までに4万6000局にすることを目指して増強を進めており、現在は2万5000局までになっているという。

また10月1日から同社は“ソフトバンクモバイル株式会社”に社名変更となるが、それに向けた準備も進めており、販売店の看板や内装などのリニューアルも順調に進行しているとした。

スライドその1
薄型ケータイ『705SH SLIMIA』の売り上げは、は9月も好調だったという

携帯電話機については、今年6月に発売した“AQUOSケータイ”こと『905SH』がワンセグ搭載の機種の中では3ヵ月連続でナンバーワンの売り上げを達成。また、同じく6月に発売された薄型携帯電話機『705SH SLIMIA』の8月と9月の売り上げが、全携帯電話機((株)エヌ・ティ・ティ・ドコモやKDDI(株)の機種も含む)の中でナンバーワンであったことも明らかにし、「ボーダフォン創業以来の快挙」と評価した。

スライドその2
今回は過去最大の13機種を一度に発表

その上で、今回の秋冬モデルはほかのキャリアーも含め、過去最高の機種数(13機種、54色)を取り揃えたとし「これまでのボーダフォン、イコール品揃えが少ない、格好悪い端末ばかりだ、というイメージを完全に払拭する」と力強く語った。

706SC
スライド式としては世界最薄という『706SC』

また、孫氏は韓国サムスン電子製の『706SC』が国内最薄の12.3mmを実現し、さらに同じくサムスン電子製の『706SC』はスライド式携帯電話機では世界最薄の12.9mmを実現したことを強調。「薄いケータイ、イコールソフトバンク」と、携帯電話機の“薄さ”についてもこだわりを見せた。

705P
705Pボタンアップ
ボーダフォン初参入となるパナソニックモバイルコミュニケーションズ(株)の『705P』。ヒンジの横の丸い部分はボタンになっており、ディスプレーを閉じた状態でここを押すと、ディスプレーが開く仕掛けになっている
910SH
910SH背面
有効500万画素CCDカメラを搭載する『910SH』。液晶パネルはVGA表示が可能
X01HT
NTTドコモでは『hTc Z』として法人販売されている台湾HTC社製スマートフォンも、今回『X01HT』としてボーダフォンから販売される
705NK/Nokia N73
フィンランドのノキア(Nokia)社製携帯電話機『705NK/Nokia N73』も登場。

Yahoo!との連携を強調

“Yahoo!ケータイ”
インターフェースも大幅に変わる“Yahoo!ケータイ”一部機種で搭載される“Flash Lite 2.0”に対応する

サービスとコンテンツについては、新しいポータルサイトとして“Yahoo!ケータイ”を10月1日から提供することを発表。携帯電話機の“Y!”ボタンを押すことで、Yahoo! JAPANのトップページが表示され、音楽やゲーム、アドレスブック、オークションなどYahoo! IDをいちいち入力することなく「ワンタッチで」利用できるという。この意図について同氏は、従来型の携帯電話コンテンツを引き合いに出し「何を見ようとしてもすぐ会員登録してください」というのが「めんどくさい」とし、コンテンツを見るまでの手順が簡単であることを強調。さらに「Yahoo!にはほとんどのコンテンツが揃っている。それをパソコンでは無料で見れた。その世界をケータイに持ち込む」とYahoo!ケータイの意義を説明し、その結果「iモードやEZWebのビジネスモデルは根底から覆される」と、ほかのキャリアーのコンテンツサービスを挑発した。


“Yahoo!メール”や“Yahoo!メッセンジャー”などのコミュニケーションツールを利用可能な統合アプリケーション“Yahoo! mocoa(ヤフー モコア)”も提供される

さらに画面インターフェースは孫氏が「一文字一文字の大きさから場所、手順まで、私自身がこだわり抜いて自らデザインワークをした」とし、コンテンツサービス開発には自らも関わったことを明らかにした。

最後に孫氏は、今後近いうちに追加で2機種の携帯電話機をリリースすることを明かしたが、詳細などは“隠し玉”として言及しなかった。また、新しい料金体系などに関する話は特になかったが、現在提供中の割引サービス“スーパーボーナス”において、長期保証を行なう上に年1回交換用バッテリーを提供する“スーパー安心保証サービス”を準備中であることを明らかにした。

予想GUY
ちなみに会場では新CMも公開。通称“予想GUY”の氏名は“野口五郎”らしい

(編集部 橋本 優)




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