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【ケータイ機能一本釣り】ついに出た! ソニエリ初のワンセグ端末が欲しい
『W44S』
KDDI/ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
オープンプライス(実売価格:新規2万円台半ば〜3万円台前半)
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2006年12月11日
KDDI(株)が8日に発売した、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)(以下ソニエリ)製の『W44S』は、auの秋冬モデルに追加された待望の“全部入り”携帯電話機だ。今回は特に気になる“ワンセグ”と“デジタルラジオ”を一本釣りしてみたい。
国内ケータイでは初となるデジタルラジオ(地上デジタル音声放送)受信機能を搭載するとともに、ソニエリ端末としては初めてワンセグ(携帯端末向け地上デジタル放送)受信機能を搭載したW44S。2軸ヒンジを採用し、ディスプレーは縦にも横にも開閉する“デュアルオープンスタイル”を採用するのも大きな特徴だ。そのために横に飛び出した弾丸のようなヒンジ部も、外観にアクセントを与えている。
“LISMO”で音楽ビデオのダウンロードが行なえる“LISMOビデオクリップ”や、メールにアニメーションなどの飾りを付加できる“デコレーションメール”といったauの最新サービスにもいち早く対応する。さらに“EZ FeliCa”に対応し、JR各線の乗り降りや買い物も可能な“モバイルSuica”も使える。Bluetoothやテレビ電話には非対応だが、機能面においてはau携帯電話機ラインアップの中で頂点に近いハイエンドモデルである。
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ディスプレーを開いた正面。アンテナはディスプレー左に付いており、自由に動かして感度を調整することができる。 |
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左右側面。左にはACアダプター端子、ヘッドホン端子、メモリースティック Duoスロットが、右にはカメラボタン、FeliCa起動ボタンが搭載されている。 |
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本体背面。カメラは317万画素のCMOSセンサーを搭載 |
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背面の電池蓋はFeliCaリーダーになっている |
なお、W44SはauのSIMカードを挿していない状態だと、ワンセグやデジタルラジオはもちろん、ほぼすべての機能が利用できない仕様になっている。
ワンセグ対応の新アプリ“au Media Tuner”
今回のメインであるワンセグやデジタルラジオは“au Media Tuner”という新搭載のアプリで視聴・聴取する。
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au Media Tunerは“Menu”→“TV/ラジオ”から起動できる。通常の待受画面もしくは“マイスクリーン”というアニメーション待受画面で、ヒンジ部の“TV”キーを押すとカンタンに起動できる。短押しでワンセグが、長押しすると前回開いていた画面が映し出される。 |
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ワンセグとデジタルラジオの切り替えはTVキーを軽く押す(短押しする)だけ。チャンネル切り替えや音量調整も本体キーやボタンで迅速に行なえる。受信感度が悪いときは液晶左側面(横位置の時は上部)のアンテナを好きな方向に伸ばして一番イイ位置を探せる。 |
“見る”に徹したシンプルなワンセグ
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縦長(ケータイスタイル)の状態のワンセグ視聴画面。下半分にデータ放送の表示が可能。 |
auのワンセグは新機種が登場するたびに進化してきたが、W44Sの場合はソニエリ初ということもあってか、機能は極めてシンプルだ。
主な機能は
- ワンセグ視聴
- 番組表
- 視聴予約
- 手動録画した番組の再生
- データ放送
- 字幕表示
といったところ。“録画予約”や“タイムシフト視聴”といった機能はなく、ソフトバンクモバイル(株)の“AQUOSケータイ”のように、画面を2分割して、ワンセグを見ながらメールの返事が書けるといった機能もない。メモリーカードへの録画もできず、録画時間は本体メモリーに最大38分と短い。本体に録画ボタンはなく、録画時はメニューを辿って録画の画面を表示させなければならないなど、録画機能はその場で見られない時などの予備と割り切った方がいいかもしれない。
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録画画面。外部メモリーカードには保存できず、データは本体メモリーに保存される。 |
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横長(モバイルシアタースタイル)では、3インチディスプレーにフルスクリーンでワンセグが表示される。 |
むしろW44Sの真骨頂は快適な視聴環境にある。ケータイ最大級の3インチワイド液晶パネル(240×432ドット)を搭載し、ディスプレーを横長(“モバイルシアタースタイル”と呼ぶ)にすれば縦横比16:9のワイド画面で視聴できる。ゆとりがあって見やすいだけでなく、映像を画面いっぱいに表示するとケータイとは思えぬ迫力すら感じられた。ワンセグケータイにありがちな窮屈感はなく、1メートルほど離れて見ても字幕がスッと目に飛び込んでくるほどだ。
ゆとりある大画面を満喫するのに欠かせない
横置きの“モバイルシアタースタイル”
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右側面に突き出たヒンジが横にも縦にも回転する構造になっていて、画面を横に開くとモバイルシアタースタイルになる。一般的な“ケータイスタイル”にするには、画面をいったん閉じてから再度開く必要がある。 |
モバイルシアタースタイルでは、じかにテーブルに置いたり、付属の卓上ホルダーに乗せたりと、ポータブルテレビのようにワンセグを視聴できるのがポイントだ(ちなみにじかに置く場合は、画面を開き切きると重心の関係でうまく自立してくれないので、開ける過程で最初にカチッといったところで止めるのがコツ)。
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卓上ホルダーは前傾しており、ワンセグ視聴などにピッタリ。充電しながらの視聴も可能だ。 |
“シアター”というだけあり、映像だけでなく音響への配慮がされているのもよかった。数字キー部の両端(縦長のときは上下)には直径16mmという、ケータイとしては大型のスピーカーが埋め込んであり、イヤホンを使わなくても広がりのあるステレオサウンドを十分楽しめるのだが、卓上ホルダーは前傾しており、これにセットすることでサウンドがダイレクトに耳に届くようになるため、さらに臨場感が湧き上がってくる。
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卓上ホルダー背面(下)にはACアダプター端子(中央)とパソコンとの接続用のUSB端子(右)を実装する。USBからの電源供給には非対応。 |
もちろん、映像そのものも美しかった。ソニーの液晶テレビ“BRAVIA(ブラビア)”のコントラスト向上技術に、輪郭強調技術を組み合わせた独自の“RealityMAX(リアリティマックス)”というモバイルディスプレイ用の高画質エンジンを搭載しており、必要に応じて3種類のモード(ノーマル/シャープ/ダイナミック)を手動で切り替え、画質を補正できるようになっている。さすがに本物の液晶テレビのように「息を飲むほど美しい」とまでは言えないにしても、モードを“ダイナミック”に切り替えると映像の隅々までクッキリ見やすくなるのは確かだ。
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マイク付きリモコン(左奥)は“EZ・FM”でFMラジオを聴くときのアンテナになる。ウォークマンケータイにも付いている高音質ステレオイヤホン(左手前)などが付属する。なお、ACアダプターは別売。 |
ちなみに、連続視聴可能時間は約3時間45分〜約4時間とワンセグケータイとしては平均的だが、完全に消音した状態では約5時間ほど連続して視聴することができた。
FMラジオとは比較にならないほどクリアーな音質に感動
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デジタルラジオも“au Media Tuner”で聴くことができる。操作方法はワンセグの場合と同様なので難しくない。 |
デジタルラジオ(地上デジタル音声放送)とは(社)デジタルラジオ推進協会が提唱する新形態のラジオ放送で、CD並みの高品質音声のほか、簡易動画や文字/静止画も流せるデジタル配信のラジオ放送。TOKYO FMやNHKなどの主要ラジオ局が実用化に向けた試験放送を東京と大阪(順次拡大予定)で展開中とのこと。
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録音画面。簡易動画は録画できず、録れるのは音声のみ(本体に最大3分まで)といことは知っておいた方がいいだろう。 |
早速聴いてみると、試験段階とはいっても音質は通常のFMラジオとは比較にならないほどクリアだ。しかし画質は、フルスクリーン表示にしなければ“アラが目立たず楽しめる”といったレベルにとどまり、ワンセグよりもかなり劣る。デジラジはとにかく音がイイので、“BGM再生”として楽しむのが正解なのかもしれない。
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データ放送画面では、オンエア中の曲名などのほか、ニュースや天気予報を見ることもできる。番組によっては上部に簡易動画が流れる。ワンセグと同様、画面を横にしても楽しめる。 |
全部入りのau端末が欲しければ買い!
使っていて気になった部分としては、既存のワンセグケータイと比べて受信感度がやや低いような気がした点だ。しかし見晴らしの悪い場所(ビルの中や電車の中)では必ずアンテナを伸ばすようにすることで対処できた。実用上は問題ないだろう。
実売価格は安いところなら2万円台半ば、高くても3万円台前半で入手できる。最新サービスにフル対応した全部入り端末が、比較的手の出しやすい価格で登場したことは素直に歓迎すべきだし、そう思える人なら即買いだ。
| W44Sの主なスペック |
| 製品名 |
W44S
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| ディスプレー |
メイン:3インチTFT液晶パネル(240×432ドット、26万色表示)
サブ:モノクロ液晶パネル(120×27ドット)
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| カメラ |
有効317万画素CMOSセンサー
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| データフォルダー容量 |
約115MB
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| 外部メモリー |
メモリースティック Duo/メモリーステック Pro Duo |
| 連続通話時間 |
約210分 |
| 連続待受時間 |
約270時間
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| 本体サイズ/重さ |
幅49×厚み24×高さ約101mm/146g
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| 本体カラー |
ブラック、シルバー、オリーブ |
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(ヤシマノブユキ)
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