【遠藤諭のケータイ出たとこレポート】ヨーロッパの香り高い超キュートな『GIZMONDO』・後編――ゲーム&ケータイ関係者は全員注目せよ!
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2005年6月26日
Xbox 360もPS3もレボリューションもただの高級自動車だよ
5月18日〜20日、米国ロスアンゼルスで行われたゲームの祭典“Electronic Entertainment Expo 2005”(E3)で、GIZMONDOが新作ゲームとともにデモンストレーションされた。GIZMONDOはちょうど1年前のE3 2004でも展示されたが、あまり注目される存在ではなかった。今回のE3も、米マイクロソフト社の『Xbox 360』やソニー・コンピュータエンターテインメント(株)の『プレイステーション3』、任天堂(株)の『レボリューション』(コードネーム)が、一気にお披露目になったから、勢いそちらに目が向くのも無理はないだろう。今更なぜ、『プレイステーション・ポータブル(PSP)』や『NINTENDO DS』の向こうを張るような格好で、名も知れぬベンチャー企業から携帯ゲーム機が発売されなければならないのか?
しかし、Xbox 360も、PS3も、レボリューションも、よく考えると一体何が新しいというのだ?
どれもバカげたほどの演算速度を叩き出し、家庭用のデジタル機器としては極まった感がある。それで、どんなことができるかを想像してみるといい。
その点、このGIZMONDOには、何かまったく新しい世界を切り開いてくれる可能性がある。ゲーム機としては基本のグラフィックスはもちろんだが、音楽や映像の再生、携帯電話の通信ネットワークへのアクセス(GSM)や位置情報(GSP)、ジャイロスコピック・デジタルカメラ(後述)など。これらは、“アーグメント・リアリティ(Augmented Reality)”と呼ばれるバーチャルとリアルの融合を、エンターテインメント端末としてどんな風に実現してくれるかを期待させるものなのだ。
こうなると、Xbox360も、PS3も、レボリューションも、せいぜいがスポーツマインドのある大ぶりな高級乗用車のようなものだと分かる(ビルさま、久多良木さま、岩田さま、ごめんなさい)。
GIZMONDOは、いままでのどんな携帯ゲーム機にも似ていない内容を持っている。
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ロンドンのフラグシッフストアでもらったGIZMONDOのブローシャ。あくまでカッコ良さが追求されているのがGIZMONDOらしい。右は、パッケージとフラグシップストアで入れてくれる紙袋 |
GIZMONDOは、「日本ではほとんど注目されていない」と言われれば、そのとおりである。発売されているのは英国だけ。今月19日にはヨーロッパの主要国で発売、今回、E3に際して、全米での発売が8月11日とアナウンスされたという段階である(日本での発売は、今年1月に私がCES会場で聞いたところでは、まるで準備されていないようだ)。
まあ、携帯電話ネットワークへのアクセスができるという点では、すでにノキアの『N-Gage』がある(N-Gageには通話機能があるが、GIZMONDOはデータ通信専用である)。ただ、何の説明もなくこれをプレイしているところを見ると、丸っこくて黒い『ゲームボーイアドバンス』のようなものに見えてしまうかもしれない。
しかし、それは根本的な誤解なのだということを、日本の関係者は知っておくべきだと思う。
なかなか洒落た画面デザイン
それでは、GIZMONDOの電源を入れて触ってみた感じをそのままお伝えするとしよう。
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電源を入れるとこの起動画面。中央の半透明感のある立体ロゴが水平に回転して、かろうじてハングアップしたのではないと分かるのだが、ちょうど1分30秒待たされる。もっともこれは携帯電話で電源OFFの状態からの立ち上がりを意味する(スタンバイからの復帰は瞬時だ) |
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引き続いてユーザーの名前やプロフィールの登録。そして、GIZMONDOの価格を一気に半額にした(?)『Smart Adds』(前編参照)の確認画面。音楽のフリーダウンロードなどのメリットが謳われている |
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さすが携帯電話内蔵! 年齢や性別などを入れてOKを押したとたんユーザー登録がネットワークを通じて行なわれる。立ち上がると右の画面となる |
いまどきのゲーム機だから珍しくないのだが、最初に電源を入れると、自分の名前や簡単なプロフィールを入れることになる。大きな違いは、それがそのまま内蔵している携帯電話を使って登録センターに送られてしまうことだ。
本体のデザインと同じく、画面デザインやユーザーインターフェイスもなかなか洒落ている。むやみに「ピロン」などというマンガちっくなジングルや画面効果が使われていないところはなかなかよいのではないか?
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セッティングのメニューから画面のスキンを8種類の中から選べるようになっている |
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GIZMONDOのコンセプトがストリートカルチャー系なのだと感じさせるメニュー画面のスキン(“Wall Paper”という扱い) |
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