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新入学・新学年に持たせたい? “子ども向けケータイ” 【まとめてチェック!!】親も子も、いっしょに安心したい!!
新入学・新学年に持たせたい? “子ども向けケータイ”

2006年4月7日

春は新生活の季節、新たにケータイを買い換える、乗り換えるという人も少なくないでしょうが、最近は物騒な事件が相次いで報道されていることから所在地確認や不審者をひるませるためのブザーなどを内蔵した“子ども向けケータイ”が相次いで発売され、好調に売れ行きを伸ばしているそうです。ほかの製品とは違って、売れていることを喜ぶべきことではありませんが、ここでは、そんな“子ども向けケータイ”について、まとめて紹介していきます。



ASCII24読者は子ども向けケータイをどう見ているのか?

 3月25日から31日まで実施したASCII24読者アンケートで、子どもへケータイを持たせる必要性や“子ども向けケータイ”として各社が発売している製品への興味関心などを聞いてみた。まず、自分の子どもに(子どものいない方は、将来子どもを持った場合を想定して)現在持たせている/持たせていないが自分で購入したものを持っていると言う方は合計24.3%。近々持たせるつもりがある/いずれ持たせるつもりがあると言う方も41.2%と、持たせるつもりがないの19.2%を大きく上回り、極めて関心が高いことが分かった。

現在、お子さんに携帯電話機/PHS端末を持たせていますか?
Q:現在、お子さんに携帯電話機/PHS端末を持たせていますか? お子さんがいらっしゃらない場合は、将来お子さんを持った時を想定して、ご自身の考えとしてお選びください。

 すでに持たせている/持たせるつもりがあるという方に、いつ頃持たせた/持たせたいかを聞いたところ、こちらは回答が分かれ、中学卒業(高校入学)の頃が16.3%と最も高いものの、ほぼ同数の回答が“中学入学”“小学校高学年”にも集まり、小学校に上がったときと答えた方も12.8%いた。逆に高校卒業以降になると親が持たせるというより、子どもが自分で持つことになる、というのが一般認識として定着しているのだろう。

お子さんがいくつぐらいで持たせたもの(持たせたい)ですか?
Q:お子さんに携帯電話機/PHS端末を持たせている、もしくは持たせるつもりがある方にお尋ねします。お子さんがいくつぐらいで持たせたもの(持たせたい)ですか? お子さんがいらっしゃらない場合は、将来お子さんを持った時を想定して、ご自身の考えとしてお選びください。

 では、そのケータイは、“子ども向けケータイ”なのか、通常の携帯電話機/PHS端末なのかを聞いてみたところ、意外にも子ども向けケータイは20.5%にとどまり、通常の携帯電話機/PHS端末が31.4%と1.5倍の支持を集めた。これは別の設問での自由回答の意見を集約すると、現在の“子ども向けケータイ”に必ずしも機能面で満足しておらず、むしろ将来買い換えた時に操作の違いなどで迷わないように大人と同じ物を使わせたい、という意見が多いためのようだ。ただ、子ども向けケータイには位置情報確認サービスや大人向けサイトの閲覧制限など、子どもに合わせた機能/サービスが用意されている。そうした子どもに合わせた機能の追加・改良を進めるとともに、特徴を正しく伝える努力もメーカーには求められるだろう。

いわゆる“子ども向けケータイ”ですか、それとも通常の携帯電話機/PHS端末ですか?
Q:お子さんに携帯電話機/PHS端末を持たせている、もしくは持たせるつもりがある方にお尋ねします。それはいわゆる“子ども向けケータイ”ですか、それとも通常の携帯電話機/PHS端末ですか?

 最後に、すでに発表されている(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)/KDDI(株)(au)/(株)ウィルコム&(株)バンダイの子ども向けケータイ、および(株)ユビキたスのPHS通信網を利用した子ども向け位置確認サービスについて、認知度を確認してみた。

NTTドコモは昨年11月にキッズケータイ『FOMA SA800i』の開発を発表し、3月1日に発売しています。また、関連サービスとして“イマドコサーチ”を同時に提供開始しました。これらの名称や内容をご存じですか?
Q:NTTドコモは昨年11月にキッズケータイ『FOMA SA800i』の開発を発表し、3月1日に発売しています。また、関連サービスとして“イマドコサーチ”を同時に提供開始しました。これらの名称や内容をご存じですか?
KDDI(au)の“ジュニアケータイ”『A5520SA』についてはいかがですか? これらの名称や内容をご存じですか?
Q:KDDI(au)の“ジュニアケータイ”『A5520SA』についてはいかがですか? これらの名称や内容をご存じですか?
ウィルコムの“キッズケータイ”『papipo!』、およびユビキたスの『どこ・イルカ』についてはいかがですか? これらの名称や内容をご存じですか?<複数選択>
Q:ウィルコムの“キッズケータイ”『papipo!』、およびユビキたスの『どこ・イルカ』についてはいかがですか? これらの名称や内容をご存じですか?<複数選択>

 TV CMなどの効果もあってか、NTTドコモのキッズケータイ/イマドコサーチは知名度が高く(詳しく知っているが32.0%、名前だけ知っているが29.1%)、次いでauのジュニアケータイも24.3%ずつと広く認識されていることがわかった。ウィルコム&バンダイのpapipo!はTV CMが頻繁に流されていることから、アンケート実施時点では知名度がさほど高くない(13.1%+15.7%)ものの、発売に向けて徐々に認知度が上がるものと思われる。

 ただ、自由記述で寄せられた意見をまとめてみると、子どもを守るためには“機能的に不十分”という声が多い。また、こうしたハードウェアやサービスに頼るだけでなく、親の目を子どもに行き届かせる必要がある、という至極まっとうな意見も目立った。



 ここでは、各社が発表している“子ども向けケータイ”や関連サービス、実験サービスなどについてまとめて紹介する。



NTTドコモ

NTTドコモの子ども向けケータイ『FOMA SA800i』
NTTドコモの子ども向けケータイ『FOMA SA800i』。写真のポップなカラーリングのほかに、白や青の3色が用意されている

 NTTドコモは、第3世代サービス“FOMA”に対応した子ども向けケータイ“FOMA SA800i”を昨年11月に発表、3月4日に発売開始した。3月30日に行なわれた社長会見では、これが1ヵ月足らずで8万台を売り上げる大ヒット商品になっているという。デザイン的にポップで子ども受けしやすいこと、家族による割引などで親のコスト負担が軽減されていること、内蔵防犯ブザーや子ども向けiモードサービス“キッズiメニュー”、および親が子どもの居場所(端末のある場所)を検索できる“イマドコサーチ”サービスが同時提供されたことなどがヒットの理由だと思われる。イマドコサーチは、屋外などGPS衛星が補足できる場所ではGPSを使ったかなり正確な居場所が、GPS測位ができない地下や屋内でも基地局単位の位置把握が可能になっている。

“イマドコサーチ”の画面
“イマドコサーチ”の画面


au

auの子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』
auの子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』

 auは、NTTドコモに先駆けて2月24日よりCDMA 1X対応の子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』を発売している。こちらは、動作時にGPS測位での位置情報付きメールを登録相手(最大5人)に発信する“防犯ブザー”、自分の居場所を最寄りの警察/消防署などに通報する“HELPNETケータイ”、および緊急通報に警備員が急行する“ココセコムEZ”サービスなど、防犯機能を充実させているのが特徴。子どもが進んで持ち歩くように背面のサブディスプレー周りを彩るオリジナルシールが用意されている。



バンダイ&ウィルコム

バンダイ&ウィルコムの子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”
バンダイ&ウィルコムの子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”

 バンダイとウィルコムは3月16日に、W-SIM(ウィルコムシム)を用いた子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”を6月に発売すると発表した。通信・通話コアモジュールのW-SIMを用いることで、携帯電話事業を行なっていないバンダイが子どもの目線、親の目線で端末の機能を追求して開発したという。ユニークな機能として、バッテリーが減ったり電源オフになった場合に、自動的に親元にメールを送る“安心電源オフ!メール”“安心バッテリーチェック!メール”が用意されている。また、子どもの使いすぎ/無駄遣いを防ぐ機能として、毎月決まったポイントをやりくりしながらゲームやアイコンなどを購入する子ども向けコンテンツサービス“キッズスタジオ”(月額525円)が用意されている(大人向けの一般的な携帯サイトなどには接続できない)。



ユビキたス

ユビキたスの児童見守りサービス&専用端末『どこ・イルカ』
ユビキたスの児童見守りサービス&専用端末『どこ・イルカ』”

 最後に、ケータイではないがPHS回線を用いた、子どもの安全を守るサービス&端末として、(株)ユビキたスが3月22日にイルカ型端末『どこ・イルカ』を4月上旬に発売することを発表した。携帯電話機やPHSでは、通話の使いすぎや子どもに不適切なコンテンツ/サービスへのアクセスなど、子どもの安全を守る目的がかえって子どもに新たな脅威を近づける結果になる場合もある。そこで、子どもの位置情報検索や通報サービスに焦点を当てたのがどこ・イルカだ。まだ通話・通信する必要がないであろう小学生低学年などを主なユーザーとして想定している。位置情報はPHSの基地局ベースで算出されるが、PHSは携帯電話に比べて、都市部では基地局が狭い範囲に多数配置されているため、より緻密な位置情報の検知が可能になるという。






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