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【まとめてチェック!!】ケータイに求められるものは“ワンセグ”と“生活防水”だった!!
携帯電話機の2006年夏モデルを総チェック
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2006年6月27日
本記事は2006年6月3日にASCII24 Newsに掲載した週末特集を、製品レビュー向けに編集して再掲したモノです。6月中旬以降の新製品・新発表については、 ASCII24 Newsおよび 携帯24の各記事をご参照ください。
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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下NTTドコモ)、KDDI(株)、ボーダフォン(株)から、2006年夏モデルが一斉に発表された。今後続々と発売されるこれらの機種について、まとめてチェックしてみたい。
“おサイフケータイ”“音楽再生機能”はともに不評!?
まず、“第275回 携帯電話機について”(5月27日から今月2日まで)のアンケート結果から、読者の傾向を見ていこう。
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【図1】読者が使用している携帯電話/PHSのキャリアー |
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【図2】“携帯番号ポータビリティー”にあわせたキャリアー乗り換えの予定 |
現在読者が利用している携帯電話/PHSのキャリアーは、圧倒的にNTTドコモが多く、約半数を占めている。また契約する携帯電話キャリアーを変更しても同じ電話番号が使える“携帯番号ポータビリティー” サービスが今年の11月に開始される予定だが、これにあわせて携帯電話キャリアーを乗り換える予定があるか、という問いには、65.1%の読者が「ない」と回答。逆に明確に「ある」と回答した読者は7.5%に留まっており、番号ポータビリティーが始まっても、すぐにキャリアーを変えようと考えている人は少ないようだ。
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【図3】最新携帯電話機に期待する機能 |
最新の携帯電話機に期待する機能については、“ワンセグ(携帯機器向け地上デジタル放送)受信機能”と答えた読者が圧倒的に多く、41.7%にもなった。ちなみに某メーカー担当者によると「30代から40代のお客さんに受け入れられている」とのことで、20代以下の若者は“テレビ離れ”が激しく、あまり受け入れられていないようだ。予想外だったのは“生活防水機能”が2番目に求められていること(28%)。新機種ではNTTドコモの「SO902iWP+」とKDDIの「W42CA」が生活防水に対応しており、これらの動向が今後気になる。
次いで多かったのがディスプレー性能の向上(27.6%)で、VGAの画面表示が可能なボーダフォン「Vodafone 904SH」のような機種が求められているようだ。以降はセキュリティー機能(24.8%)、Bluetooth機能(23.7%)と続き、KDDIが力を注いでいる音楽再生機能は23.3%、NTTドコモが力を注いでいる非接触型決済が可能な“おサイフケータイ”機能は20.1%など、読者の支持はあまり高くない傾向となっている。
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【図4】おサイフケータイの利用状況 |
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【図5】おサイフケータイを持っていない人の今後の利用予定 |
読者にはドコモユーザーが多いということで、おサイフケータイを持っているかを伺ったところ、70%を超える読者から「対応端末を持っていない」との回答を得た。そこで次に携帯電話を買い換えるときにおサイフケータイを利用したいかを伺ってみると、「まだ利用したくない」という回答のほうが多く、「おサイフケータイ非対応の機種を選ぶつもり」と回答したユーザーとあわせると半数を超える割合となった。
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【図6】おサイフケータイを利用したくない理由 |
その理由を尋ねてみると、「紛失時に不安だから」が29.1%ともっとも多く、「セキュリティー面が不安」(20.5%)とあわせると、やはり半数近くにもなる。最新機種のおサイフケータイには、生体認証機能や遠隔ロックといった機能が搭載されているが、それだけではまだまだ不安、という読者が多いようだ。
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【図7】“ケータイクレジット”の利用意向 |
最後に、NTTドコモを利用している読者に、“DCMX” などのチャージが不要な携帯電話向けクレジットサービスについて伺ったところ、やはり半数を超える読者から「利用したいとは思わない」との回答を得た。やはりおサイフケータイへの不安要素を取り除かない限り、携帯電話向けクレジットサービスを普及させるのは難しいのかもしれない。
次ページ以降では各社夏モデルの注目機種を紹介していく。
NTTドコモの気になる新機種は?
NTTドコモは、この夏モデルとして“FOMA 902iS”シリーズなど全10機種を投入。読者から人気のワンセグ対応機は、残念ながらこの中には含まれないが、今回NTTドコモは“おサイフケータイ”に力を注いでおり、902iシリーズ8機種についてはすべて対応している。それに伴ってセキュリティー機能が強化されており、指紋/顔/声などの生体認証機能を搭載した機種も多く、セキュリティーに不安を感じる読者に喜ばれそうだ。
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「SO902iWP+」。発表会場では水に浸けて展示していた |
FOMAとしては初めて生活防水加工を施した「SO902iWP+」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製)が発表されている。1メートルの水深に30分放置しても浸水しないという本機だが、特徴はそれだけではない。約1.9インチTFT液晶パネル(240×320ドット、26万2144色表示)やカメラ機能(有効130万画素のCMOSセンサー採用)、メモリースティック Duoスロットなどを搭載しており、必要最低限のスペックは満たしている。またおサイフケータイ機能も搭載しているが、生体認証などのセキュリティー機能は非搭載となっている。
技術的に目新しいのは、高速パケット伝送方式である“HSDPA”に対応した「N902iX」(日本電気(株)製)だ。従来、上り/下りとも384kbpsだったデータ転送スピードが、N902iXでは下りのみ最大3.6Mbpsで受信できるようになる。動画配信サービスなどが快適に利用できそうだ。生体認証機能は搭載しないが、遠隔操作により個人データやICカード機能をロックできる“おまかせロック”に対応する。
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「F902iS」 |
また、WMA(Windows Media Audio)の再生が可能な「F902iS」(富士通(株)製)も、音楽好きのユーザーには気になる機種だろう。著作権管理技術である “Windows Media Digital Rights Manegement 10”にも対応しており、国内ではWMAでの有料音楽配信サービスを行なっている企業も多く、オンラインで購入した楽曲をそのままF902iSで再生できるのは強みだろう。本体底面には指紋認証センサーを搭載し、セキュリティー面での配慮もなされている。
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「D902iS」 |
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「N902iS」 |
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「P902iS」 |
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「SH902iS」 |
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「SH902iSL」 |
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902iSシリーズとしてはそのほかに、250カンデラの高輝度。高コントラストの液晶パネル(2.8インチ、240×400ドット、26万色)を搭載する「D902iS」(三菱電機(株)製)、静止画撮影時に上下左右あらゆる方向の手ぶれ補正に対応する「N902iS」(日本電気製)、Bluetooth搭載により、ワイヤレスヘッドフォン/ヘッドセットとの組み合わせでケーブルレスの音楽視聴/ハンズフリー通話を実現できる「P902iS」(パナソニック モバイル コミュニケーションズ(株)製)、アルミ素材を使用した高級感あふれる外観と、音楽(SDオーディオ)を約22時間連続再生できるのが特徴の「SH902iS」(シャープ(株)製、5月30日に発売済み)、レザー調の外装により、大人向けのデザインに仕上がっている「SH902iSL」(シャープ製)が発表されている。
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「SA702i」 |
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「SO702i」 |
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また702iシリーズとして、GPS機能FMラジオチューナーを搭載する「SA702i」(三洋電機(株)製)が発表されている。またFOMA 7シリーズでは採用の本体サイズ(幅47×厚さ23×高さ94mm)を実現した「SO702i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は5月26日に発売済みだ。
KDDIの気になる新機種は?
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「W42S」 |
音楽配信サービス“au LISTEN MOBILE SERVICE(LISMO)”に力を注ぐKDDIの注目機種は、やはり“ウォークマンケータイ”のブランドネームで展開する「W42S」だろう。もちろん製造はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが手がけている。1GBの音楽専用メモリーを搭載し、新開発の音楽専用チップ “Mobile Music Enhamcer”により約30時間の連続再生ができるなど、フラッシュメモリー型の携帯オーディオプレーヤーと比較しても見劣りしない音楽再生機能が特徴だ。
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「W42CA」 |
また“G'zOne”というブランドネームで展開する「W42CA」(カシオ計算機(株)製)は生活防水に対応した携帯電話機だ。NTTドコモのSO902iWP+と同様、1メートルの水深に30分放置しても浸水しないという。ただ、メインディスプレーには2.4インチ透過型微反射TFT液晶パネル(QVGA、6万5000色)を採用し、カメラ機能はオートフォーカスつき 207万画素CMOSセンサーを搭載するなど、スペック的にはSO902iWP+よりも優れている。
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「W33SA II」 |
読者が注目するワンセグ対応機種としては「W33SA II」(三洋電機製)が登場。ワンセグはもちろん、地上アナログテレビやFMラジオの受信にも対応しており、ワンセグに関しては内蔵メモリーに字幕やデータ放送も含め、約15分間の録画ができる。そのほか外部メモリーカードとしてminiSDカードに対応しており、“SD-Video”や“SD-Audio”フォーマットで保存された映像/音楽の再生も可能だ。
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「W44T」 |
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「W42K」 |
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「W42H」 |
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「A5521K」 |
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そのほかの機種としては、最薄部約21mmのスリムボディに1GBの内蔵メモリーや高性能3Dグラフィックスエンジン“T4G”などを詰め込んだ「W44T」(東芝製)、音楽再生用リモコンが付属し、3Dステレオサラウンドプロセッサーを搭載する「W42K」(京セラ(株)製、今月2日に発売済み)、待受け画面やアドレス帳といった機能を“ビジネス用”“プライベート用”などシチュエーションによりワンボタンで切り替えられる“Wシーン機能”を搭載する「W42H」((株)日立製作所製)、18mmという薄いボディを採用する「A5521K」(京セラ製、今月2日に発売済み)が発表されている。
ボーダフォンの気になる新機種は?
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“AQUOSケータイ”こと「Vodafone 905SH」。ボーダフォン社名変更の発表会の際も、ソフトバンク(株)の孫 正義社長が自ら機能説明を行なうほどの自信作 |
10月1日に社名を“ソフトバンクモバイル(株)”に変更することが予定されているボーダフォン。その注目はなんといっても、シャープが製造を手がけた、別名“AQUOSケータイ”「Vodafone 905SH」だ。ワンセグはもちろん、地上アナログテレビとFMラジオの受信にも対応する。メインディスプレーにはシャープが誇る2.6インチの“モバイルASV”液晶パネル(400×240ドット、最大26万色)を採用。この液晶パネルを開いた状態で横に90度回転できる“サイクロイドスタイル”により、テレビ放送をアスペクト比16:9のワイド画面で楽しめる。またワンセグをminiSDカードに録画できたり、電子番組表(EPG)からの録画予約に対応するのも本機が初めて実現した機能となる。さらに約4時間の連続視聴時間を実現しており、長距離通勤・通学をしている人たちにも十分だろう。5月27日に発売されている。
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「Vodafone 705SH」 |
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“ロイヤルブラック”モデルのメインディスプレー背面に施された不連続蒸着塗装 |
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外観デザインに特徴のある機種が目立つのもボーダフォン夏モデルの特徴だ。“SLIMIA”(スリミア)というブランド名で展開する「Vodafone 705SH」(シャープ製)は、“シルキーピンク”“シャンパンゴールド”“ロイヤルブラック”という3色のラインナップのうち、ロイヤルブラックはメインディスプレー背面に不連続蒸着塗装を施し、上質感を演出。また数字キーにはステンレスの一枚板を使用した“キーシート”を採用するなど、独特のデザインに仕上がっている。
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「Vodafone 705T」。左が“ラッスルグリーン”、右が“スプラッシュピンク” |
メインディスプレー背面に音楽再生に必要なボタン類を配することで、本体を閉じた状態でも音楽再生が可能な「Vodafone 705T」(東芝製)では、“ラッスルグリーン”“スプラッシュピンク”といった奇抜なカラーリングを採用している。スプラッシュピンクは、ファッションブランド “Samantha Thavasa”(サマンサタバサ)とのコラボレーションにより、壁紙やメール送信アニメなどオリジナルのものがプレインストールされるほか、オリジナルストラップが同梱される1000個限定パッケージも用意。関東・甲信エリアでは今月3日に発売が開始されている。
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「V403SH」の新色モデル。左が“クロスベージュ”、右が“クロスブルー” |
さらに2月25日に発売済みのPDC方式携帯電話機「V403SH」(シャープ製)に新色2色が追加され、今月3日に発売となった。従来のストライプカラーもインパクトが強かったが、今回のカラーリングは成型と同時に表裏に異なる絵柄を転写する“インモールド成型”により、立体感のある絵柄に仕上がっている。
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「Vodafone 804NK/Nokia N71」 |
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「V304T」 |
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「V201SH」 |
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そのほかフィンランドのノキア(Nokia)社製としては珍しい、折りたたみ式の本体デザインを採用する「Vodafone 804NK/Nokia N71」、大きな文字表示や分かりやすいメニュー構成などが特徴のPDC方式の携帯電話機「V304T」(東芝製)、プリペイドサービス専用のPDC方式携帯電話機「V201SH」(シャープ製)などが発表されている。
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